Google、プログラミングなしで3Dゲームが作れる「Game Builder」を大型アップデート

プレイ画面

　米Googleは13日(現地時間)、プログラミング未経験でも3Dゲームが作れるソフト「Game Builder」の新バージョンを公開した。プロトタイプ版で、Steamで無料公開されている。

　Game BuilderはGoogleの社内ベンチャーチームである「Area 120」から派生したプロジェクト。ゲームのアイディアを持っているが、プログラミングは未経験のユーザーに向けたもの。「ゲームをプレイする感覚でゲームを作るソフト」を目指して開発され、マルチプレイのようなかたちで友人と一緒にゲームを作成、プレイすることも可能。

カードベースの「ビジュアルプログラミングシステム」

　ゲーム内のキャラクターの移動などは、カードベースの「ビジュアルプログラミングシステム」で質問にこたえるだけで作成できる。また、そのカード自体をJavaScriptを使い作成することもできる。ゲーム内のほとんどすべてのものをスクリプト化できる広範なAPIが付属。コードはすべてライブでコンパイル不要。

アップデートで追加された地面オブジェクト

　今回のアップデートでは、新しい地面オブジェクトを追加。山を作ったり、地面を掘ったりといった表現が可能となった。カスタムキャラクターを2体追加したほか、FPSや特徴であるカードベースのプログラミングシステムの使い方を覚えるものなど、新しいゲームのテンプレートや例を追加した。

　機能面では「ビジュアルプログラミングシステム」のインターフェイスと機能を刷新したほか、新機能のカードを大量に追加した。