LG、17型WQXGA液晶搭載で重量1,340gを実現した「gram 17」

WQXGA表示対応17型液晶搭載で軽さ1,340gを実現した「gram 17Z990-R.AAS8U1」

　LG Electronicsは、CES 2019開幕に先駆けて開催されたプレス向けイベント「CES Unvailed」において、超軽量モバイルノートPC「gram」シリーズの新モデルを2機種展示した。本稿では、17型液晶搭載ながら1,340gの軽さを実現した「gram 17Z990-R.AAS8U1」を紹介する。

　17Z990-R.AAS8U1は、軽さを追求したクラムシェルモバイルPC、gramシリーズの最新モデル。最大の特徴となるのが、シリーズ最大の17型液晶を搭載しつつ、1,340gという圧倒的な軽さを実現している点だ。17型ディスプレイ搭載ノートPCは2kgを超える重量が通常だが、そういったなかで1,350gという軽さを実現している点は、驚愕に値する。

2,560×1,600ドット表示対応の17型IPS液晶を搭載

　実際に本体を手にしてみても、非常に軽く感じる。13.3型クラスで1.3kg程度では重く感じる場合もありが、本体サイズが大きいこともあって、1,350gでも非常に軽く感じる。大型ディスプレイのノートPCを軽快に持ち歩いて利用したいという人にとって、この上ない製品と言えるだろう。

重ねているのは14型液晶搭載のgram 2-in-1 14T990-U.AAS8U1。これだけ大きくても重量は1,350gしかない

　ディスプレイは、サイズが17型、表示解像度が2,560×1,600ドット(WQXGA)。フルHDよりも情報量が多くなるだけでなく、アスペクト比も16:10となっているため、ひじょうに扱いやすく感じる。

　筐体はマグネシウム合金を採用するとともに、米国国防総省調達基準「MIL-STD-810G」準拠の7種類の堅牢性テストをクリアする優れた堅牢性を確保している点は、従来同様。フラットでシンプルな筐体デザインも従来モデルとほぼ同等だ。

　駆動時間の長さもgramシリーズ共通の特徴だが、17Z990-R.AAS8U1では72Whの大容量バッテリを内蔵し、最長19.5時間の連続駆動が可能(MobileMark 2014での数値)となっている。軽さだけでなく長時間駆動も両立している点は、大きな魅力となるだろう。

　搭載CPUはCore i7-8565U、メモリはDDR4-2400を16GB(オンボード8GB、メモリモジュール8GB)、内蔵ストレージは512GBのSATA SSDを搭載する。無線機能は、IEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠無線LANとBluetooth 5.0。ポートは、Thunderbolt 3×1、USB 3.1×3、HDMI、microSDカードスロット、オーディオジャックを用意。Thunderbolt 3はUSB PDにも対応しており、USB PD対応ACアダプタを利用した給電およびバッテリの充電も可能となっている。指紋認証センサーは電源ボタンに内蔵する。

　サイズは381×266.7×17.78mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1,350g。北米での発売時期は2019年1月を予定しており、価格は1699.99ドル。

天板。フラットでシンプルなデザインは従来モデルとほぼ同じ。素材はマグネシウム合金で、優れた堅牢性も確保

こちらは、ディスプレイを開いてgram 2-in-1 14T990-U.AAS8U1と並べた様子

正面。高さも17.78mmと申し分ない薄さだ

左側面。Thunderbolt 3はUSB PD対応で、バッテリの充電も可能

背面

右側面

底面

キーボードはアイソレーションタイプで、テンキーも備える。バックライトも搭載

指紋認証センサーは電源ボタン一体型

実際に手にすると、1,350gもあるとは思えないほどに軽く感じる。優れた堅牢性と長時間駆動も兼ね備え、軽快に持ち運べるだろう