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パナソニック、Tiger LakeとMaxperformerで従来比約1.6倍の性能を実現した12.1型ノート「SV1」
2021年1月13日 17:21
パナソニック株式会社は、モバイルノートパソコン「レッツノート」シリーズの2021年春モデルを22日より発売する。価格はともにオープンプライス。
SV1
SV1は、第11世代Core(Tiger Lake)を搭載した12.1型モバイルノート。税別店頭予想価格は21万5,000円前後の見込み。
Core i5-1135G7またはCore i7-1165G7を搭載し、Intel製CPUの電力制御技術「Intel DDT」を活用した独自チューニング「Maxperformer」と組みあわせることで、従来モデル(SV9)と比べて約1.6倍の性能向上を果たした。一方、高性能化による発熱量の増大に対応するため、内部設計を一新。冷却ファンの枚数増加や冷却ユニットの改良などにより、冷却性能も高めている。
インターフェイス周りでは、Thunderbolt 4を新たに搭載。Gigabit Ethernetや光学ドライブ、ミニD-Sub15ピンなども装備し、幅広い拡張性を確保する。また、207万画素Webカメラやステレオスピーカー、左右の雑音をカットして声を拾えるアレイマイクなども内蔵し、外部マイクなどがなくても快適なビデオ会議が可能だとする。
バッテリ部分は脱着が可能で、最大約19.5時間の長時間駆動を実現。ACアダプタだけでなく、USB Power Deliveryでの充電もサポートする。バッテリ満充電時の容量低下を自動で検出し、画面上でユーザーに通知して、交換を申し込める有償サービス「バッテリーライフサイクルNAVI」にも対応する。
そのほか、100kgf加圧試験や局部加圧試験、76cm動作落下などの試験も実施。内部設計では、振動時のネジ抜けを抑える対策や、USBコネクタの強化、内部コネクタの抜けを防止なども施し、外部・内部ともに耐久性を高めている。
店頭販売モデルは5種類を用意。最上位の「CF-SV1DFNQR」の場合、Core i7-1165G7、16GBメモリ、512GB PCIe SSD、12.1型1,920×1,200ドット液晶、Blu-rayドライブ、Windows 10 Proを搭載。Office Home and Business 2019やLTEモデム(Nano SIMカード)も装備する。バッテリーパック(L)を備え、駆動時間は約19.5時間。重量は約1.169kg。
最下位の「CF-SV1CDCQR」の場合、Core i5-1135G7、8GBメモリ、256GB PCIe SSD、12.1型1,920×1,200ドット液晶、Windows 10 Proを搭載。OfficeやLTEモデム、光学ドライブは非搭載となる。バッテリーパック(S)を備え、駆動時間は約13時間。重量は約0.929kg。
そのほかインターフェイスは共通で、Thunderbolt 4(USB PD対応)、USB 3.0×3、Gigabit Ethernet、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1、HDMI、ミニD-Sub15ピン、約207万画素Webカメラ(顔認証対応)、指紋認証センサー、SDカードスロット、音声入出力などを装備。
本体サイズは283.5×203.8×24.5mm(幅×奥行き×高さ)。
QV9
QV9では、通常の店頭販売モデルに加え、Web直販にてレッツノート25周年を記念した限定モデルを用意。25周年記念モデルの価格は30万7,000円(税別)から。
限定色となるブロッサムゴールドを採用し、レッツノートの進化の過程をモチーフとした3種類の特別デザイン天板やホイールパッドを選択できる。
直販モデルのおもな仕様は、Core i7-10810U、16GBメモリ、最大2TB PCIe SSD、12型2,880×1,920ドットマルチタッチ対応液晶、Windows 10 Proを搭載。LTEモデム(Nano SIMカード)なども選択可能となっている。
店頭モデルは2種類を用意。上位モデルはCore i7-10710U/512GB PCIe SSD/LTEモデム内蔵、下位モデルCore i5-10210U/256GB PCIe SSD/LTEモデムなしで、それ以外は上記と共通となる。
インターフェイスはほぼ共通で、Thunderbolt 3(USB PD対応)、USB 3.0×3、Gigabit Ethernet、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1、HDMI、ミニD-Sub15ピン、約207万画素Webカメラ(顔認証対応)、指紋認証センサー、SDカードスロット、音声入出力などを備える。
本体サイズは273×209.2×18.7mm(同)、重量は約0.969～0.979kg。バッテリ駆動時間は約11時間。
LV9
LV9では、店頭販売モデルとして3種類を用意。上位の「CF-LV9DDNQR」の場合、Core i7-10710U、16GBメモリ、512GB PCIe SSD、14型フルHD(1,920×1,080ドット)液晶、Blu-rayドライブ、Windows 10 Proを搭載。バッテリーパック(L)を備え、駆動時間は約18時間。
中位の「CF-LV9CDMQR」の場合、Core i5-10210U、16GBメモリ、256GB PCIe SSD、14型フルHD液晶、DVDスーパーマルチドライブ、Windows 10 Proを搭載。バッテリーパック(S)を備え、駆動時間は約11.5時間。
下位の「CF-LV9CDSQR」の場合、上記モデルからメモリを8GBに変更。バッテリ駆動時間は約12時間となる。
インターフェイスは共通で、Thunderbolt 3(USB PD対応)、USB 3.0×3、Gigabit Ethernet、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1、HDMI、ミニD-Sub15ピン、約207万画素Webカメラ(顔認証対応)、指紋認証センサー、SDカードスロット、音声入出力などを備える。
本体サイズは333×225.3×24.5mm(同)、重量は上位モデルが約1.405kg、中位・下位モデルが約1.27kg。
RZ8
RZ8では、店頭販売モデルとして2種類を用意。上位の「CF-RZ8QFMQR」の場合、Core i5-8200Y、16GBメモリ、256GB PCIe SSD、10.1型1,920×1,200ドットマルチタッチ対応液晶、Windows 10 Proを搭載。LTEモデム(Nano SIMカード)も備える。バッテリ駆動時間は約10.5時間。
下位の「CF-RZ8QDEQR」の場合、メモリを8GBに変更し、LTEモデムが非搭載となる。バッテリ駆動時間は約11時間。
インターフェイスは共通で、USB 3.0×3、Gigabit Ethernet、Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2、HDMI、ミニD-Sub15ピン、約207万画素Webカメラ、SDカードスロット、音声入出力などを備える。
本体サイズは250×180.8×19.5mm(同)、重量は上位モデルが約0.78kg、下位モデルが約0.75kg。
Web直販でEIZO製ディスプレイの販売も開始。エヴァとのコラボ企画も
また、Panasonic StoreでのEIZO製ディスプレイの取り扱いを開始。テレワークの増加により高品質なディスプレイが使いたいという声に応える取り組みで、レッツノートとの接続性評価も実施する。
加えて、レッツノート25周年、およびエヴァンゲリオン25周年にあわせたコラボ企画も実施。2009年6月、2015年10月に続く第3弾となる。エヴァンゲリオンを通じてレッツノートの特徴が理解できる特設サイトの開設や、対象店舗でSVシリーズおよびQVシリーズの2021年春モデルを購入したユーザー対象に、コラボデザインの天板カバー(SV)とスキンシール(QV)を先着でプレゼントするキャンペーンなどを実施する。
マルチタスクなテレワークを高い性能で支えるレッツノート
2020年から新型コロナウイルス感染症の影響が続き、ニューノーマルな働き方としてテレワークの導入が進むなかで、従来のオフィスや移動中だけでなく、自宅やリモートオフィスなどでパソコンを使って仕事をする場面が増加した。これにともなって、外回りの多い営業社員だけでなく、内勤の社員にもモバイルパソコンの必要性が高まっているという。
オンラインを通じた業務の増加によって、ビデオ会議をしながらの資料の表示や作成、データを修正や送受信など、マルチタスクを快適に行なえるパソコンが求められており、このような需要に応えられる小型かつ高性能で、信頼性が高く、可搬性に優れ使いやすいパソコンとして、今回の新製品群を投入するとした。
