ASUS、ErgoLiftヒンジでキーボードに5.5度の角度がつく「ZenBook S」

独自のErgoLiftヒンジを採用したASUSのZenBook S(UX391)、本体色はディープ・ダイブ・ブルー

　ASUSは、6月5日～6月9日(現地時間)に台湾の台北市で開催されているCOMPUTEX TAIPEIの初日にあたる6月5日に記者会見を行ない、同社の最新ノートPCなどを発表した。

　そのなかで同社の最新モバイルノートPCとして発表されたのが「ZenBook S(UX391)」で、新規に開発したErgoLiftヒンジを採用したクラムシェル型ノートPCとなる。このErgoLiftヒンジにより、キーボードには5.5度の角度がつくことになり、より入力しやすいキーボードになっているとASUSは説明している。

ErgoLiftヒンジを採用して5.5度キーボードに角度がつくZenBook S、13.3型狭額縁ディスプレイを採用

ディープ・ダイブ・ブルーの天板

　ASUSのZenBook Sは13.3型の狭額縁ディスプレイを採用したクラムシェル型ノートPC。CPUは第8世代Coreプロセッサ(開発コードネーム:Kaby Lake Refresh)を搭載している。

　メモリは8GBないしは16GB、ストレージは最大1TB(PCIe接続)というスペックになっている。無線はWi-FiとBluetooth 4.2で、インターフェイスはThunderbolt3に対応したUSB Type-Cが2つ、USB 3.1 Gen1に対応したUSB Standard-A端子が1つとなっている。また、システム全体でMIL-STD-410Gというミリタリーグレードの頑丈さを実現している。

ZenBook S(UX391)、本体色はブルゴーニュ・レッド、天板はASUSお得意のヘアライン加工がされている

本体の左側面、USB Type-C(USB 3.1 Gen1)×1

本体の右側面、USB Type-C(USB 3.1 Gen2/Thunderbolt3)×2

　ディスプレイは3種類あり、13.3型4K UHD(3,840×2,160ドット)の光沢マルチタッチ、13.3型フルHD(1,920×1,080ドット)の光沢ノンタッチ、13.3型フルHD(1,920×1,080ドット)の非光沢・ノンタッチとなっている。このうち、4K UHDとフルHDの非光沢は、ディープ・ダイブ・ブルーの本体色だけで、フルHD光沢の場合にはブルゴーニュ・レッドを選択可能だ。

　ディスプレイはASUSがNanoEdge Displayと呼んでいる狭額縁設計(ベゼル幅5.9mm、底面積に対してのディスプレイ1つ85%)になっているほか、Adobe RGB 100%の色域に対応していたりと高品質なディスプレイになっていることが特徴となっている。

ErgoLiftヒンジを使ってキーボードに5.5度の角度がつき、入力しやすくなる

　最大の特徴は、ASUSがErgoLiftヒンジと呼んでいる新設計のヒンジにある。ディスプレイの底部が起点になってキーボード部分がせり上がって、約5.5度の角度がつくようになっている。これにより、キーボードを入力するときに角度がつくので、底面に対してぴったりとついてしまうほかのクラムシェル型ノートPCよりも快適に入力できるようになるという。なお、ディスプレイ部は最大で145度まで開くことができる。

　バッテリは50Whのリチウムポリマーになっており、Core i5-8250U、8GB、256GB SATA SSD、フルHDディスプレイというスペックでMobileMark2014で13.5時間の駆動時間を実現している。本体のサイズは311×213×12.9mmで、重量は非光沢モデルが約1kg、光沢モデルが約1.05kgとなっている。