やじうまミニレビュー

ダイソーで見たやつだ!違いは色とロゴだけの1,100円45W充電器

やじうまミニレビューは、1つ持っておくと便利なPC周りのグッズや、ちょっとしたガジェットなど幅広いジャンルの製品を試して紹介するコーナーです。
パッケージの品名は「GaN USB充電器(POWER DELIVERY45W、GY)」。販売元はStandard Products

 ダイソー系列のStandard Productsから、最大45Wの出力に対応しながら実売1,100円という格安のUSB PD充電器が登場した。「GaN USB充電器(POWER DELIVERY45W、GY)」は、 ノートPCの電源アダプタを置き換えられるだけの出力を備えながら、わずか1,100円で買えてしまう価格破壊的な一品だ。

 もっともパッケージやその線画を見て「これどこかで見たような……」という既視感に襲われた人も少なくないはず。実機を購入したので、「本家」にあたる製品と比較しつつ、その性能をチェックする。

その正体は「あの」USB PD充電器の色違い

 先にオチを書いてしまうと、「GaN USB充電器(POWER DELIVERY45W、GY)」は、 以前本コーナーで1,100円で買える45W対応の充電器として紹介したダイソー製USB PD充電器と同じ製品だ。 Standard Productsはダイソーと同じく大創産業のブランドであり、前述の製品をStandard Products向けに仕立て直したのが、本製品ということになる。

 両者が同一製品だという正式なアナウンスにお目にかかったことはないが、外観はもちろん本体のシルク印刷、さらにはパッケージの注意書きの文言にいたるまでそっくりで、説明書にいたってはまったく同じ版下だ。USB PDまわりの仕様はこのあと確認の意味も込めてチェックしていくが、ラディウスの社名が印字されているのも共通で、ここまで来ると疑う余地はない。

形はダイソー版と同じ、色とロゴは独自
製品本体。本家にあたるダイソー製品とそっくりの形状だが色とロゴはオリジナル
後方から見たところ。プラグは折りたたみが可能
横から見たところ。サイズは昨今の45W対応USB PD充電器としてはやや大きめ
線画パッケージと強い注意書き、重量72g
製品パッケージ。同ブランドのPC/スマホアクセサリはパッケージがモノトーンの線画で統一されている
パッケージ側面にはダイソー製品と同じく強い口調での注意書きがある。他社と比べて仕様が特殊なわけではなく、リスク回避のための慎重さ重視の表現だと考えられる
重量は実測72g。ちなみにこれは前回のダイソー製品とまったく同じだ

 明確に違うのがボディカラーで、ダイソー製品はホワイトとブラックの2色展開なのに対して、本製品はグレーを採用している。このグレーはStandard Productsのスマホアクセサリで共通して用いられている色で、ケーブルなども同色で揃えることができる。またポート直下には「Standard」というロゴが印字されており、これについては目立つこともあり、好みが分かれそうだ。

並べるとシルク印字も取説も本家と同一
本製品およびそのパッケージ(向かって左)を前回のダイソー製品と比べたところ。紛れもなく同一製品だ
ボディ正面の比較。「Standard」のロゴは好みが分かれそうだ
背面。PDOの値やRADIUS社の社名など、シルク印字の内容はまったく同一。右下のモデル番号まで同じだ
極めつけは同梱されている取説。どうみても同じ版下だ

本家と同じく最大45W、PPSで最大47.2Wまで対応

 ではあらためて仕様を見ていこう。最大出力は45Wということで、ノートPCの急速充電にも適するほか、60Wクラスでの充電に対応するといわれるiPhone 18 Proシリーズも効率的に充電できることになる。

両製品とも45W対応、QC2/3にも対応
「USB Cable Checker3」で仕様をチェック。左が本製品、右がダイソー製品(以下同じ)。どちらも45W対応で、QC2/3での充電にも対応している
PDOも本家と同じ45W・PPS対応
PDOをチェック。こちらも45W対応、PPSで最大47.2Wまで対応していることが分かる

 実際にノートPCおよびスマホを充電してみた。まずスマホは、今回はiPhone 18 ProではなくiPhone 17 Pro Maxで試しているが、ピーク時にはiPhone側の上限ほぼいっぱいとなる38W前後で充電が行なえていた。前回のダイソー製品も同一条件下では38W前後だったので、差は感じられない。

iPhone 17 Pro Maxはピーク38W前後
スマホ(iPhone 17 Pro Max)を接続したところ
ピーク時はほぼ上限いっぱいとなる38W前後で充電が行なえていた

 ノートPCについては、最大65Wの充電に対応するThinkPad X1 Carbon Gen 9で試したところ、ピーク時には41W前後で充電が行なえていた。本製品が最大45Wであることがボトルネックになっていると考えられる。 ちなみにこちらも前回のダイソー製品との差は見られず、同一製品とみなすのが自然だ。

ThinkPadは45Wが上限となり41W前後
Windows PC(ThinkPad X1 Carbon Gen 9)を接続したところ
本PCは最大65Wまでの充電に対応するが、最大45Wまでという本製品の仕様がボトルネックとなり、ピーク時で41W前後が上限となる

差はボディカラーとロゴのみ。コスパに優れたよい選択肢

  以上のように、ダイソー製品との差はボディカラーとロゴのみと見てよさそうだ。 最近の複数店舗の在庫状況を見ている限り、本家のダイソー製品は供給がかなり潤沢なようで、そちらが品切れだったために本製品をチョイスした……という購入パターンは考えにくく、純粋にこのボディカラーが好きかどうかで判断してよいだろう。購入にあたっては同じ棚に並んでいるグレーカラーのケーブルも合わせて調達することをおすすめしたい。

あまり見かけないグレーの本体
グレーというあまり見かけない色に惹かれる人も少なくなさそうだ

 ネックとなるのは本家と同様、45W対応の充電器としては若干サイズが大きめなことで、価格優先でサイズにはあまりこだわらない人向けの製品という位置付けになるだろう。とはいえプラグが折りたためる設計であるため、ほかの荷物を傷つける心配もなく、持ち歩きには適している。若干かさばって重いことを許容できるかというだけの話だ。

45W充電器としては大きめのサイズ
サイズ自体は小型化が著しい昨今の45W対応充電器に比べると大きめ。そこにこだわらない人向けの製品ということになりそうだ

 60Wクラスの充電に対応するといわれるiPhone 18 Proシリーズの登場で、45W対応でもボトルネックになりかねない時代に突入しつつあるが、実売1,100円という本製品の価格面のインパクトは依然健在。外出先に充電器を持参し忘れ、急いで調達しなくてはならなくなった場合も、この価格ならば懐も痛まないだろう。 コスパに優れ、かつPCとスマホの両方に使える急速充電器としてよい選択肢である ことに、変わりはないといえそうだ。