Mac Info

Safariの機能拡張が文章で作れる!macOS 27の新機能

 macOS 27 Golden GateのSafariには、Apple Intelligenceを活用してカスタム機能拡張を作成できる「機能拡張を説明」が追加されました。作りたい機能を自然な言葉で入力するだけで、SafariがApp Storeから同様の機能拡張を探し、見つからなければ目的に合ったものを作成できます。この記事では、カスタム機能拡張の作成方法から、作成後の編集・管理方法、利用する際の注意点まで詳しく解説します。

Safariの「機能拡張を説明」を利用するには、macOS 27 Golden Gate以降の環境とApple Intelligenceが必要です

Safariの機能拡張を自分で作れるように

 Safariの機能拡張は、Safariに標準では備わっていない機能を追加して、Webブラウジングをより便利にするための仕組みです。

 Webページの表示をカスタマイズしたり、特定の操作を自動化したりと、さまざまな用途に活用できます。

 これまで機能拡張はApp Storeからインストールするのが一般的でしたが、macOS 27 Golden Gate(以下、macOS 27)では、提案されたカテゴリから選択したり、自然な言葉で説明したりするだけで作成できるようになりました。

 たとえば、「このページ用に3分間の集中モードタイマーを作成する」「機能拡張をクリックしたときに、同じURLの重複タブを閉じる」などと入力すれば、目的に合ったカスタム機能拡張を手軽に作成できます。

自然な言葉でカスタム機能拡張を作成しよう

 実際にカスタム機能拡張を作成するには、まずSafariのスマート検索フィールドにあるページメニューボタンをクリックし、[機能拡張の説明を記述]を選択します。

 そして次の画面で「作業効率化」「集中力アップ」「クリエイティブ」などのカテゴリから目的に合ったものを選ぶか、作成したい機能拡張の内容を文章で入力して[次へ]をクリック。

 するとSafariが自動的にApp Storeを検索し、同様の機能を持つ機能拡張がないかを確認します。

 ここで該当するものが見つかれば、アプリの右側にある[入手]をクリックしてインストールできます。

 一方で、カスタム機能拡張を文章で指示して作成する場合は[機能拡張を作成]が表示されるのを確認して[作成]をクリックしましょう。

 しばらく待ち、Safariのウインドウ上部に「機能拡張が作成されました」というメッセージとともに、機能拡張のアイコンが表示されたら完了です。

 ウインドウ上部には[試してみる]ボタンも表示されるので、これをクリックして動作を確認し、必要に応じて[表示]から詳細やアクセス権を確認したうえで、問題がなければ[保存]をクリックするとカスタム機能拡張がツールバーに登録されます。

 なお、カスタム機能拡張は、ツールバーのアイコンをクリックして実行するタイプと、必要な場面で自動的に実行されるタイプがあります。実行方法は作成した機能拡張の種類や設定によって異なるので、それに応じた方法で利用しましょう。

スマート検索フィールドの左にあるページメニューボタンをクリックし、[機能拡張の説明を記述]を選択します
提案されたカテゴリを選ぶか、作成する機能拡張の説明を入力して[次へ]をクリックします
ここでは「集中力アップ」のカテゴリから「ページ用の3分間の集中モードタイマーを作成」を選択しました。説明の内容を修正してから次へ進むこともできます
Safariが自動的にApp Storeを検索し、説明に合う機能拡張がないかを確認します。カスタム機能拡張を作成する場合はリスト上部の[機能拡張を作成]が表示されるのを確認し、[作成]をクリックします
作成中はウインドウ上部に進行状況が表示されます。作成が完了したら[試してみる]で動作を確認できるほか、[表示]で機能拡張の詳細やアクセス権を確認できます
[試してみる]をクリックすると、作成した機能拡張を実行して機能を確認できます。問題がなければ[保存]を選択します

カスタム機能拡張を編集・管理しよう

 カスタム機能拡張がうまく動作しなかったり、変更を加えたりしたいときは、あとから自然な言葉で編集することも可能です。

 ツールバーにある機能拡張アイコンを副ボタンクリック([control]キー+クリック、または右クリック)して[機能拡張を編集]を選択すると編集画面が表示されるので、追加や変更の内容を文章で入力してみましょう。

 また、カスタム機能拡張は、通常の機能拡張と同様に無効化・削除もできます。

 ツールバーに登録された機能拡張アイコンを副ボタンクリックして[機能拡張を管理]を選択すると、機能拡張の管理画面が表示されます。

 ここでカスタム機能拡張を選び、チェックボックスをオフにすると無効化、[削除]をクリックすれば削除できます。

 そのほか、機能拡張の管理画面では、カスタム機能拡張がアクセスできるWebサイトや、利用するプロファイルなども確認できます。

 また、Webサイトへのアクセスが必要な機能拡張は、プライベートブラウズでは初期設定で無効になっています。利用する場合は、Webサイトごとに許可の設定が必要ですので、作成後にアクセス権を確認しておきましょう。

カスタム機能拡張のアイコンを副ボタンクリックし、[機能拡張を編集]を選択します
編集画面で変更内容を文章で入力し、画面の案内に従って保存します
アイコン脇の編集ボタンから、アイコンの色やデザインも変更できます
カスタム機能拡張を管理するには、ツールバー上のアイコンを副ボタンクリックして[機能拡張を管理]を選択するか、Safariの設定画面から[機能拡張]タブを選択します
機能拡張の管理画面が表示され、機能拡張の有効・無効や削除のほか、Webサイトへのアクセス権やショートカットキーなどを設定できます

カスタム機能拡張でもっとSafariを便利に

 これまではApp Storeで探すのが面倒だったり、自分の用途にぴったり合うものが見つからなかったりして、Safariの機能拡張はあまり使っていなかった人もいるかもしれません。

 しかし、ここまで説明したようにmacOS 27のSafariでは、必要な機能を思いついたときに簡単な方法でカスタム機能拡張を作成できます。

 日々のちょっとした不便を解消するのはもちろん、よく行う操作を効率化したり、自分の使い方に合った機能を追加したりと、SafariでのWebブラウジングをより快適なものにできるでしょう。

 ただし、現在のところ、カスタム機能拡張を作成する際には一部セキュリティ保護のための制約があります。外部サイトの画像などリモートコンテンツの読み込み、他社のサービスの利用、Mac上のファイルへのアクセスができませんので注意しましょう。

 また、入力した説明によっては、意図したとおりのカスタム機能拡張が作成されないこともあります。その場合は、実行したい操作や対象となるページを明確にするなど、説明をより具体的に書き直して再度作成してみましょう。

カスタム機能拡張は、リモートコンテンツや他社サービス、Mac上のファイルにアクセスできません
カスタム機能拡張を作成できない場合はエラーが表示されます。説明を書き直して、もう一度試してみましょう