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■■iBookの国内発売は10月上旬、価格は198,000円
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990907/apple.htm
●JIS配列(キーボード)
ジスはいれつ
JIS X6002で規定されるキーボードのキー配列、およびそれに準拠したキーボード。
コンピュータで使われているキーボードは、Christopher Sholesが1868年に発明したタイプライタが起源となっている。ANSIやISOの規格にもなっている基本的なキー配列は、このタイプライターの配列から来たもので、一般に文字キーの左上6個の並びをそのまま連ねた、QWERTY(クワーティ)配列という名で呼ばれている(国内ではASCII配列とも)。
JIS(Japan Industrial Standard~日本工業規格)X6002(情報処理系けん盤配列)は、JIS X0201(情報交換用符号)を入力するための英字・仮名キーボードのキー配置を示した規格で、X0201がANSIやISOの文字セットを拡張して仮名文字を追加しているのと同様、英文タイプライタを拡張した仕様になっている。
1つのキーには、3ないし4文字が割り当てられており、[英数]キーと[仮名]キー(あるいは[英数/仮名]キー)を使って、英数モードと仮名モードを切り替えて使用。英数字の配列は、基本的にはQWERTY配列だが、記号キーのレイアウトが異なる。
QWERTY配列 | JIS配列 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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●Digita
デジタ
米FlashPoint Technologyが'98年に開発し、コダックやミノルタのデジタルスチルカメラやエプソンのプリンタなどに採用されている、各種イメージング機器のためのオペレーティング環境。
WindowsをはじめとするPC用のOSが、様々なシステムリソースを管理し、ユーザーやアプリケーションに対して共通のインターフェイスを提供するのと同じことを、デジタルスチルカメラをはじめとする、イメージングデバイス上で実現するもの。アイコンとメニューを用いたユーザーインターフェイスと、撮影や画像の管理、各種ポートを使った通信などの様々な機能を提供する。PC用OSと同様に、開発したアプリケーションを組み込んだり、後から更新、追加することが可能である。
様々な処理をテキストベースのプログラムで行なえるスクリプト機能も用意されており、Digita上で動く画像処理ソフトや各種スクリプトがリリースされている。
□FlashPoint Technology(日本語ページ)
http://www.flashpoint.com/jp/
■■法林岳之の非同期通信レポート
第47回 World PC Expo'99 Telecomレポート
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990908/wpe12.htm
●HomePNA(Home Phoneline Networking Alliance)
電話用の屋内配線を利用した家庭内LANの標準化を推進する団体、およびそこで策定された標準規格。
HomePNAは、3Com、AMD、AT&T Wireless、Compaq、Conexant(旧Rockwell Semiconductor Systems)、Epigram(現在はBroadcomの子会社)、Hewlett-Packard、IBM、Intel、Lucent Technologies、Tut Systemsの11社によって、'98年に設立された業界団体で、同年に最初の標準規格となる「HomePNA Version 1.0」をリリース。このVer.1は、Tut Systemsが開発したHomeRun技術をベースとしたもので、家庭内に引かれている既存の電話線を帯域分割し、通常の電話と共用する形で、1Mbpsのネットワークメディアとして利用できるようにしている。
'99年には、EpigramとLucent Technologiesが共同で提案した仕様をベースに、Ver.2の標準化作業を開始。Ver.1との互換性を維持しつつ、10Mbpsの通信速度を実現する。
接続の簡易性やホームユースを謳った同種のものには、無線を使うBluetoothやHomeRFのSWAP(Shared Wireless Access Protocol)、電灯線を使うIntelogisのPowerline NetworkingやAdaptive Networksの製品、IEEE-1394(i.LINK、FireWireとも)ベースのHAVi(Home Audio/Video interoperability)などもあり、今後の動向が注目されている。
□HomePNA
http://www.homepna.org/
□Tut Systems, Inc.
http://www.tutsys.com/
□Epigram Inc.(Broadcom Corp.)
http://www.broadcom.com/
□Lucent Technologies
http://www.lucent.com/
□HomeRF WG
http://www.homerf.org/
□Bluetooth SIG
http://www.bluetooth.com/
□HAVi
http://www.havi.org/home.html
□Intelogis Inc.
http://www.intelogis.com/
□Adaptive Networks, Inc.
http://www.adaptivenetworks.com/
【参考】
□Bluetooth
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990826/key89.htm#Bluetooth
□IEEE-1394
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/971118/key7.htm#ieee1394
●コンベンショナルメモリ(conventional memory)
MS-DOS時代のOSやプリケーションに用意されていた、640KBのメモリ領域。
PentiumをはじめとするIntelアーキテクチャのCPUは、'78年にリリースされた8086および翌年の8088(※1)という16bitのCPUを起源としており、第2世代の80286('82年~)、第3世代の80386('85年~、後にIntel386と改称)、第4世代のIntel486('89年~)、第5世代のP5('93年~Pentium)、第6世代のP6('95年~Pentium Pro以降)という系譜をたどっている(ファミリーはしばしば「x86」と総称される)。
第1世代の8086/8088は、20bitのメモリアドレス(※2)を持ち、1MBのメモリ空間をサポートしていた。IBM PCやPC-9801などのシステムでは、これを大きく2つに分け、上位の384KBをBIOSやビデオメモリなどを置く特別なメモリ領域として予約し、下位の640KBをソフトウェアが使う通常のメモリ領域とした。下位640KBは、ローメモリ(low memory)、コンベンショナルメモリ、ベースメモリ(base memory)、上位の384KBはアッパーメモリ(UMA~Upper Memory Area)、DOSハイメモリ(DOS high memory)などと呼ばれている。
286以降のマシンでは、メモリ空間をさらに上位に延長しており、1MBを超える領域をエクステンドメモリ(extended memory)と呼んでいる。ただし、CPUの8086互換モードであるリアルモードではアクセスすることができず、CPU本来のモードであるプロテクトモードに切り替えなければ利用できない。このことから、最初の1MBをリアルメモリ(real [mode] memory)、拡張分をプロテクトメモリ(protected [mode] memory)と呼ぶこともある。ところが、アクセスできないはずの1MBのすぐ上64KB弱の領域に関しては、セグメント・オフセット方式でアドレスが指定でき、メモリが搭載されていれば、実際にはリアルモードからアクセスできてしまった。
この特別な領域をHMA(High Memory Area)。先のUMAの未使用領域に、RAMをマッピングして利用できるようにしたものをUMB(Upper Memory Block)。空き領域をバンクとして利用し、これを切り替えながら、間接的により大きなメモリ空間を利用できるようにしたものをEMS(Expanded Memory Specification)といい、メモリ不足に悩まされていたMS-DOS時代の後期には、これらを駆使したメモリ管理が欠かせないものとなっていた。
(※1)8088は、8086のアーキテクチャをそのままに、外部データバスを16bitから8bitにしたもので、初代IBM PCやPC/XTがこれを採用した。
(※2)アドレス指定に使うメモリレジスタ自体は16bitしかなく、16バイト単位のセグメントと、セグメントを基点(ベース)とするオフセットで表すことにより、20bit分のメモリ空間にアクセスする。
■■鹿山雅志の オンラインソフト“つっこみ”レビュー
ちょっと便利なユーティリティ3つ「spFolder & GOw & Dialog++」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990916/ols18.htm
●グリーンPC(green PC)
U.S. Environmental Protection Agency(EPA~米国環境保護局)とU.S. Department of Energy(DOE~米エネルギー省)が推進するENERGY STAR計画に沿った、パワーマネージメント機構を備えるPC。
「ENERGY STAR Program」は、省エネ指向の製品を使用し環境汚染を食い止めようとする運動で、'93年にスタート。PCベンダーには、未使用時にスリープモードに入り、消費電力を30W以下に抑えるデスクトップPCの開発を促進。適合製品には、ENERGY STARのロゴが付けられ、これをグリーンPCと呼んでいる。ちなみに、オフィス関連のロゴ製品では、スリープモードの消費電力が以下のように規定されている。
[Text by 鈴木直美]