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■■ マイクロソフト、SNMP問題を修正するWindows 2000/XP用対策プログラムを公開
~Windows 95/98/NT 4.0用は現在開発中(窓の杜)
http://www.forest.impress.co.jp/article/2002/02/18/snmppatch.html
●Simple Network Management Protocol(SNMP)
ネットワーク上に接続された機器を管理するためのプロトコル。
ゲートウェイを管理するためのSGMP(Simple Gateway Management Protocol)をベースに開発された、さまざまなネットワーク機器を管理するためのプロトコルで、管理ステーション(マネージャ)がネットワークデバイス(エージェント)にアクセスし、管理情報(MIB~Management Information Base)の取得や変更、状態の通知などを行なうことができる。
個人向けのネットワーク機器では、ブラウザでアクセスできるWebベースの管理機能をサポートする製品が多いが、ルータや無線LANのアクセスポイントなどで一部SNMPを採用。上位機種では、ハブやルータをはじめとする様々なネットワーク機器で、標準的にサポートされている。
■■ 元麻布春男の週刊PCホットライン
DirectX 8.1に対応した「3DMark 2001 SE」を試す
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0220/hot187.htm
●AGPアパチャーサイズ(AGP aperture size)
AGP(Accelerated Graphics Port)に取り付けられたビデオカードが使用する、メインメモリ上のアドレス空間のサイズ。
PCのグラフィックスサブシステムは、当初からPC本体とは完全に独立しており、カードを交換することによって、さまざまなシステムに対応できるようになっている。画面表示を行なうフレームバッファ(VRAM)や拡張BIOSなどは、全てビデオカード側に搭載されており、これをシステム側のメモリ空間に割り当てて一体化する仕組みだ。
組み込まれるアドレス空間は、標準のVGAまでは640KBから1MBの間にある、いわゆるUMA(Upper Memory Area)と呼ばれる領域を使用。具体的には、A0000h~BFFFFhの128KBがVRAM用、C0000h~C7FFFhの32KBがビデオBIOS用として予約されている。もちろんこのようなわずかなエリアでは、昨今のフルカラー高解像度のカードにはとうてい対処できないので、ビデオカード本来のモードでは、広大な拡張メモリ上にVRAMをマッピングする。AGPアパチャーは、拡張メモリ空間に設けたこのAGP用のマッピングエリアのことで、その大きさをAGPアパチャーサイズという。
実は、VGAの時点で既に必要なメモリ空間は足りなくなっており、VGAの場合は、実際には128KBの窓を通して256KBのVRAMにアクセスしている。AGPアパチャーサイズもこれと同様、実際に使用するメモリに対し充分なサイズが割り当てられていない場合には、ページの切り換えが多発してパフォーマンスが低下する。
AGPがサポートする、コマンドなどをデータと別に転送するための専用ポート。およびそれを使った転送。
AGPは、基本的にはPCIと同じ転送方式を採用しており、アドレスとデータは、同じ32bitのポートを時分割で共有している。したがって、ランダムなアクセスなどでは、アドレスの指定とデータ転送が交互に発生し、パフォーマンスは著しく低下してしまう。
AGPではこれを補うために、SBAポートと呼ばれる独立した8bitのポートが追加されており、これを利用することによって、メインのポートをデータの転送専用に利用できるようになっている。ちなみにこのSBAは、AGP 2.0まではオプション扱いになっており、しばしば非互換の原因になることがあったが、AGP 3.0(8X)からはSBAが標準の転送モードになっている。
●Fast Write(FW)
AGP 2.0からサポートされた、CPU側からビデオカード側に高速にアクセスする機能。
AGPでは通常、スロットに差した拡張カード上にビデオチップやVRAMが置かれ、システム側のメインメモリやCPUとコミュニケーションを行なう。データやメッセージの転送は、PCIと同じバスマスタ方式で、CPU側からのアクセスはCPUが、ビデオカード側からのアクセスは、ビデオチップがバスマスタとなる。
AGPは、主に後者のビデオチップがマスターになる転送を主体に設計されている。すなわち、AGPならではの高速転送モードは、ビデオチップがメインメモリをアクセスするためのものであり、CPU側からのアクセスは、標準ではPCIの転送方式(クロックが66MHzなのでPCIよりも2倍高速だが)しか利用できない。
Fast Writeは、AGPの高速転送モードを、CPU側から行なうオプションモードで、メインメモリに書き込んだデータを、グラフィックスコントローラに読み出してもらう従来の方法に代わって、直接コントローラ側にデータやコマンドを転送することができる。
■■ 後藤弘茂のWeekly海外ニュース
SpringdaleはAGP 8X/Serial ATA/Gb EthernetプラスDDR333?
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0225/kaigai02.htm
Intelが2000年に発表し、AGP 3.0に盛り込まれる予定の8倍速のAGPインターフェイス。
AGP(Accelerated Graphics Port)は、PCIバスをベースに、ビデオチップとメインメモリを直結する専用のインターフェイスに拡張したもので、Intelが'96年に提唱。広帯域化が進むビデオカード市場に向け、それまでのPCIバスからビデオカードを分離。帯域の確保と独自の高速化を狙ったものである。
今も32bit/33MHzが主流のPCIに対して、'96年に発表された最初の規格では、32bit/66MHzをAGPの標準として採用。ベースクロックで動く標準速の1Xモード(266MB/秒)に加え、2倍速の2Xモード(533MB/秒)が規定された。'98年には、AGP 2.0がリリースされ、4倍速の4Xモード(1,066MB/秒)と1.5Vの信号インターフェイス(1.0は3.3V)、Fast Writesなどが新たに追加された。AGP 3.0では、さらに2倍に高速化した8Xモード(533MHz)と0.8Vの信号インターフェイスを追加し、最大2.1GB/秒の転送速度を達成。ストリーミング向けのアイソクロノス転送などの新機能も、オプションで盛り込まれている。
□AGP Implementers Forum
(2002年3月8日)