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電気で走るスケボー一体型のバックパックが登場

~颯爽登場でヒーローになれるチャンス

スケートボード一体型のバックパック「Movpak」

 クラウドファンディングのIndiegogoに、荷物の持ち運びと移動に便利そうなスケートボード一体型のバックパック「Movpak」が599ドルで出品されている。

Movpakの機能一覧

 スケートボード部分を折りたたんでバックパックに収納できるというユニークな構造を採用。スケートボードは電動式になっており、地面を蹴らずとも走行ができる。走行速度は時速20マイル(約32km/h)も出るそうで結構速い。また、1度の充電で10マイル(16km)も走れる。ボードの前面および底部にはライトが付いていて夜間の利用も想定している。

 これらは家庭用コンセントから充電できる内蔵バッテリによって電力を供給するが、USBポートを備えており、スマートフォンへの給電も可能にしている。また、Google NowとSiriをサポートし、バッグが盗難された場合などにOSの機能を利用して追跡を行なえるという特徴も備える。

 Movpakは上述のスケートボード部分にバックパックを被せるような構造になっており、バックパックをキャリーバッグとしても運用できるようにするキャリーハンドル部分は、スケートボード部分と一体化している。バッグは生地の違いで数種類用意され、カラーバリエーションは投資額が一定額を超えると増えて行くようだ。

利用イメージ

 日本の公道で使えるかは不明だが、バックパック付きのスケートボードで颯爽と登場すれば、みんなからの熱い視線を集められることは間違いないだろう。フレキシブルゴールの目標額は50,000ドルで、公開されたばかりにもかかわらず、執筆時点では到達率が既に29%に達していた。

 ちなみにMovpakを出品しているMovpak Inc.は米国のマイアミを拠点に活動しているようだ。Movpakをリテール販売した場合の価格は1,200ドルになるとのことで、Indiegogoで投資すれば約半額で手に入ることになる。出荷は今年(2016年)の10月から12月にかけて行なわれる予定。

Movpakの紹介動画

(中村 真司)