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バナナもタッチセンサーにできる静電容量式センサー開発ボード

「静電容量式フィルムセンサ開発ボード」

 株式会社ビット・トレード・ワンは、近接センサーやタッチセンサーなどのセンサーを検証、構築できる「静電容量式フィルムセンサ開発ボード」を10月2日より発売する。価格はオープンプライスで、税別店頭想定価格は6,480円前後の見込み。

 本製品は、静電容量の変化で近づくだけで反応する近接センサーや、触るだけで反応するタッチセンサーなど様々な形態のセンサーを検証・構築が可能な開発用ボード。

モニタツール

 Windows OS搭載PCとUSBケーブルで接続すれば、付属のモニタツールを用いて、静電容量の変化のリアルタイム計測、感度設定(4段階)やスイッチ利用時の閾値調整(255段階)などを行なえるほか、ボード搭載の外部出力端子からオン/オフを出力し、組み込み機器などにタッチセンサーや近接センサーを追加する用途にも対応する。

 製品にはワニ口クリップのほか、大きさ100×85mm(幅×奥行き)の伝導性を持つ透明フィルムが付属するが、銅テープ、缶ジュース、ハサミ、バナナなど、アイデア次第で様々な伝導体をセンサーにできるとしている。

 本体サイズは40×51×12.5mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約15g。対応OSはWindows Vista/7/8/10。

 なお付属の伝導性透明フィルム単体でも、3枚セットの「静電容量式センサ用透明フィルム」としてボードと同日に発売される。価格はオープンプライスで、税別店頭想定価格は1,580円前後の見込み。

ボード構成
バナナをセンサーに
ハサミをセンサーに
缶ジュースをセンサーに

(佐藤 岳大)