やじうまPC Watch

PCの製造だけでなく、イベントの国際性でも日本を追い越した台湾

会期:6月3日~7日

会場:Taipei World Trade Center Hall 1,3, NANGANG Exhibition Hall

Taipei International Convention Center

 COMPUTEXは国際性の高いイベントだ。例えば来場者の受け付けでは、最低限英語での対応が可能だし、隣国である日本からの来場者も少なくないこともあって、日本語での説明や場内放送などもある。

 各メーカーの発表会も、台湾メーカーであっても、基本はすべて英語で行なわれる。日本のイベントも、国際舞台で勝負するのであれば、こういった点を見習うべきだろう。

 英語が堪能なのは、出展関係者だけではない。COMPUTEXでは、ブースにイベントコンパニオンを配置するメーカーが多く、各ブースでは定期的に短いイベントが行なわれるのだが、ほとんど全ての場合、ステージに立つイベントコンパニオン達は、英語と中国語で交互に話すのである。おそらく、イベントコンパニオンを起用するのは、日本の影響を受けてではないかと思われるが、残念ながら日本は半導体や基板、PCの製造だけでなく、国際性という点で、イベントコンパニオンの質についても台湾に追い越されてしまったようだ。

 というわけで、個人的な趣味とかそういったこととは一切関係なく、陰の立役者とも言える彼女達にスポットライトを当て、感謝と敬意の念を表し、COMPUTEXのレポートを締めくくることにしたい。

(若杉 紀彦)