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“オーバークロックの女王”はサクラ色がお気に入り?

サクラ色に塗装されたHall of Fish

 先日、COMPUTEXのオーバークロックの競技に参加する香港のオーバークロッカー“Chi-Kui Lam”氏の秘密兵器である超弩級ヒートシンクを紹介したが、彼の婚約者でもある“CherV Siu Sum”氏もまた、A10-6800Kのオーバークロック世界記録(8,520.2MHz)を持つ、オーバークロック界の女王(OC Queen)である。

 さて、彼女もLam氏とともにCOMPUTEXのオーバークロック競技に参加するが、今はその準備段階の真っ最中だ。準備の様子はFacebookで披露されているが、今回はマザーボードや基板全体を車用の塗装で覆い、防水コーティング加工を施しているのが分かる。

 コーティング実験の対象となったのは、マザーボードがASRockの「Z97 OC Formula」、ビデオカードが以前このコーナーでも紹介したGalaxyの魚の鱗をモチーフとしたビデオカード(GeForce GT 630を搭載し、Lam氏は“Hall of Fame”ならぬ“Hall of Fish”と呼んでいる)。Z97 OC Formulaはソケットなどを養生した後ブラックに、Hall of Fishはサクラ色に塗装した。

 防水コーティングについては、11メーカーにも及ぶ塗装をテストしたが、最終的には55℃〜-195℃という広い温度範囲で正常に防水機能が機能する1メーカーのみに絞った。この塗装がユニークなのは、見た目が良いだけでなく、塗装した後でも手ですぐに剥がして元に戻せる点で、ワセリンなどの利用と比較すると後処理が楽なため、マザーボードやビデオカードが“無駄”になることはない。今後はこの塗料メーカーと連絡を取り、配合を改善していく予定だという。

 さて、基板もインパクトのある色に仕上がっているが、一方でLam氏はヒートシンクにもピンクや蛍光塗料、ロゴにLEDを埋め込むなどして、見た目も楽しんでいるようだ。液体窒素でオーバークロックをして楽しんでいること自体、既に道具の目的そのものから外れているわけだが、その世界を楽しいものにしようとする彼らには、なかなか感心させられるものがある。

チップや端子などを養生して、スプレーで塗装
もちろん背面もきっちり塗装されている
青色のヒートシンクを装着したところ
ピンクになったヒートシンク
蛍光塗料でブラックライトに反応するヒートシンク
Galaxyのロゴには穴を開け、LEDを埋め込んだ
Z97 OC Formulaの塗装加工をしているところ
Nick Shih氏のサインも塗りつぶされてしまった……
完成したZ97 OC Formula“Black Edition”
光沢がなく、高級感がある

(劉 尭)