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超高性能ロボットアームが卓球で世界王者と対戦
(2014/2/21 06:00)
来たる3月11日、産業用ロボットを手がける独KUKAの高性能ロボットアーム「KR QUANTEC」が、世界チャンピオンのティモ・ボル氏と卓球で勝負する。
このイベントは、3月11日に同社が上海に初の工場を竣工することに併せて行なうもの。対戦に使われるKR QUANTECは、過般能力120kg、追加荷重50kg、最大リーチ3901mm、軸数6、反復精度±0.06mmというスペック。本来は、機械の積み込み/積み下ろし、レーザー溶接などに使われるものだが、その俊敏で正確な動作を活かし、人間とガチンコで卓球の勝負を行なう。
これまで、チェス、将棋、そしてクイズといった知能的な分野ではコンピュータが人間相手に白星を挙げた例はあるが、スポーツの世界では勝負自体あまり例がないのではないかと思われる。ロボットを迎え撃つボル氏は、2011年世界ランク1位になった正真正銘の世界王者だが、予告動画では、KR QUANTECが器用に同じ動作でラケットとボールを操って、ボル氏を挑発すらしており、勝負の行方は蓋を開けるまで分からない。