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中国の傘シェアリングサービス、開業数週間で30万本が紛失

公式サイトより。スマホアプリでQRコードを読み取ることで利用するようだ。

 South China Morning Postは7日、街中で傘を貸し出す「傘シェアリングサービス」が営業開始数週間のうちに30万本もの傘が紛失したと報じた。

 自転車シェアリングサービスに着想を得た同サービスは、ユーザーはデポジットと時間に応じた利用料を支払い、利用した傘が返却することが想定されていた。多量の傘が紛失した理由について創業者は「どこでも駐車できる自転車とは異なり、傘は手すりやフェンスに引っ掛ける必要があった」とSouth China Morning Postに対してコメントしている。

 あまりに多量の傘の紛失は同サービスにとっても想定外の結果だったようだが、事業そのものは好調で2017年末までに中国国内で計3千万本の傘を貸し出すまでに事業の拡大を計画しているという。

 近年、NTTドコモが主体となり、自転車シェアリングの広域実験が行われるなど、日本国内でもさまざまな可能性が検討されている("無電柱化を推し進め、街中の地上機器をWi-FiやEV充電スポットにするパナソニックの目論見")。