やじうまPC Watch

暗号解除に有名弾幕ゲーで2億点を要求するランサムウェアが登場

 ランサムウェアはターゲットとなるユーザーのPCのデータを暗号化し、暗号を解除のために身代金を要求するという、近年被害が拡大しているサイバー犯罪の一種だが、お金の代わりにゲームのハイスコアを要求するランサムウェアが登場して話題となっている。

 マルウェアの調査を行なっているMalwareHunterTeamは、以下のようにTwitter上で、その新種のランサムウェア「rensenWare」を伝えている。

 感染後に表示されると思われるrensenWareの警告文を要約すると、「村紗水蜜船長が貴殿のデータを暗号化した。元に戻すにはTH12 ~ Undefined Fantastic Object.のLUNATICレベルで2億点出すように。なお、チートおよびこのアプリの終了は許されない」といったことが書かれている。

 どうやらこのランサムウェアには有名な国内弾幕シューティングゲームである東方Projectの「東方星蓮船 ~ Undefined Fantastic Object.」が使われてしまっている模様。

 筆者はこの弾幕シューティングをプレイしたことがないので分からないが、難易度LUNATICでの2億点というのはおそらくかなり困難なのだろう。また、ランサムウェアの性質からいって、このスコアが出せたとしても本当に暗号化が解除されるかは不明だ。