「ズームイン!」などIllustratorに操作に応じてしゃべる新機能が追加

　アドビは1987年に誕生したクリエイター向けソフト「Illustrator」の生誕30周年を記念し、音声出力機能「Illustrator VOICE」の実装を世界に先駆けて国内発表した。

　Illustrator VOICEは、Illustrator CCの操作において現在使用しているツールや作業内容を音声で読み上げ、コンテンツ制作者をアシストしてくれるという機能。Illustrator CCの次期バージョンにて搭載予定としている。

　アドビによれば、Illustrator VOICEを利用することで制作中のうっかりミスが99.1%激減され、制作中の寝落ちの頻度も99.5%減ったという。同機能は環境設定のメニューから設定可能で、日本語に対応したボイスパックが用意されている。

設定箇所

　ボイスパックは全13種類と多数あり、下記のようにカテゴライズされた専用ボイスを用意。開発担当がアニメ趣味なのか、随分と偏りがある選択となっている。

• 熱血ヒーローボイス
• 美少女戦隊ボイス
• 海外ドラマ吹替ボイス
• 学園ヒロインボイス
• 敏腕エージェントボイス
• 綺麗なおねぃさんボイス
• ステルスゲームボイス
• 世紀末のモブボイス
• 山小屋のお爺さんボイス
• 低音イケボ
• アドベンチャー少年ボイス
• 気だるげ妹ボイス
• 司令官の女ボイス

　アドビは今回の発表において、『Illustrator CCは、世界でもっともご利用いただいているグラフィックデザインツールとして今も進化を続けています。今後も、いちアプリケーションとしての役割を超越し「Ai（Illustrator）×アニメ声」でクリエイターに寄り添うプロダクトとしての開発を推進します。』とメッセージを残している。

　ちなみに本日は4月1日である。