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2018年に民間人2人がSpaceXで宇宙旅行へ

 SpaceXは27日(米国時間)、2018年後半に民間人2人を月の周回旅行へと送り出す計画を発表した。

 SpaceXは、民間人2人から月の周回旅行を行なう依頼を受け、既に相応の頭金を受け取っているという。今年末から健康診断および身体測定、トレーニングを始め、2018年末には月へと飛び立てる予定。

 SpaceXは2017年中にNASAのCommercial Crew Program(商業乗員輸送開発)の一環として宇宙船「Dragon」を国際宇宙ステーションへの打ち上げ実験を行なう予定で、最初の実験は無人で自動操縦によって行なわれる。2018年中旬には有人フライトも行なわれる予定。SpaceXの本プロジェクトは、NASAのCommercial Crew Progamの一環としてNASAから支援を受けており、宇宙船Dragonの開発費の多くもそこから賄われた。

 SpaceXはNASAと共同のDragonの実験が完了し、環境が整い次第民間人を乗せた宇宙船を宇宙に打ち上げる予定で、打ち上げはケネディ宇宙センターより行なわれる予定。

 NASAもこの件に対し声明を出しており、「産業パートナーであるSpaceXの高みを目指す姿勢を推賞する。SpaceXと密に連携し、乗客が再びアメリカの地を踏めるように安全面に配慮する」としている。