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Facebook、AIの画像認識システムの構築により画像検索機能を強化

 Facebookは2日(米国時間)、AIの画像認識システムの構築により検索機能に幅広いオプションができたと発表した。

 「Lumos」と呼ばれる、深層学習を用いた動画像の認識システムにより、ユーザーにより投稿された動画像がカテゴリ別に振り分けられる。これにより、写真の投稿日時が分からなくても、その写真に写っている内容さえ覚えていれば簡単に検索が可能になる。例えば、黒いシャツを着ているいつかの写真を探したい時に、“黒いシャツ”と検索をかけることで、“黒いシャツ”とタグ付けされていなくても自動的に黒いシャツを着ている写真を探してくれる。

 なお、記事執筆時点で米国にて利用可能となっているが、日本からは利用できなかった。

 そのほか、視覚障碍を持っている人にも使いやすいように、画像を言葉で説明してくれる機能も強化された。今までは、写真に写っている物の説明に留まっていたが、本技術を用いて、写っている人の動作も説明されるようになった。動作は12パターン追加され、「歩いている人」、「踊っている人」、「楽器を演奏している人」などが認識されるようになった。また、検索欄に“楽器を演奏している人”と入力することでそのような画像の検索もできる。これらはFacebook上に投稿された13万枚もの写真を、人間が短文で説明し、AIがそれを学習することで実現できた。