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オーストラリア、パスポートの代わりに生体認証での入国審査を導入

 The Sydney Morning Heraldによると豪州移民局(DIBP)が22日(現地時間)、パスポートの代わりに生体認証で入国を管理すると発表したという。

 豪州移民局は、現在設置されているパスポートの有人審査やSmartGateなどの代わりにコンタクトレスな生体認証審査の設置を予定しているという。この新しい認証法では顔や虹彩、指紋を認証し入国の管理を行なうとしている。

 また、豪州政府は2020年までにこのシステムを普及させ、渡航者90%ほどを無人で審査する目標を掲げている。本技術はチケット情報、渡航履歴、犯罪履歴を含む膨大な数の渡航者情報を利用することで可能になったという。

 豪州移民局は2017年7月までに、シンガポールとウェリントンとしかフライトがないキャンベラ空港に本技術の導入を計画している。同年11月にはシドニーやメルボルン空港へと導入し、2019年3月までに本技術を完全導入する見通し。