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乗用可能な人型変形ロボット「J-deite RIDE」が来年に開発完了予定
2016年11月11日 11:51
ソフトバンクグループのアスラテック株式会社は、乗用人型変形ロボット「J-deite RIDE(ジェイダイト・ライド)」を開発するための有限責任事業組合(LLP)を設立したと発表した。
「J-deite RIDE」は、二足歩行可能な人型(ロボットモード)と、人が乗車できる車型(ビークルモード)に変形できる全長約4mのロボット。BRAVE ROBOTICSおよびアスラテックが参画する変形ロボット製造プロジェクト「Project J-deite」の一環として、昨年(2015年)6月から開発を行なっている。
これまで、BRAVE ROBOTICSが主にハードウェアの設計・製作を、アスラテックが主にロボット制御システム「V-Sido」(ブシドー)によるソフトウエア開発を担当していたが、このたび、三精テクノロジーズ株式会社が開発に加わり、3社による開発がスタート。来年(2017年)中の完成を目指し、テーマパークや各種イベントへの参加、一般企業のプロモーション活用などによる事業化を図る。
ロボットモード | ビークルモード | |
---|---|---|
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) | 3.8×2.5×3.7m | 1.8×3.9×1.4m |
車輪最高速度 | 30km/h | 60km/h |
歩行最高速度 | 5km/h | – |
最小回転半径 | 0m(超信地旋回可) | 5m |
車輪駆動方式 | 2WD(差動駆動) | 2WD(RR) |
車輪駆動原動機 | 電気モータ+減速器 | |
本体重量 | 900kg | |
タイヤサイズ | 175/80R16 | |
乗車定員 | 2名 | |
制御ソフト | V-Sido OS | |
操縦方法 | 内部コクピットからの有人操縦または無線・有線による無人遠隔操縦 | |
フレーム材質 | アルミニウム合金等 | |
外装材質 | FRP等 | |
動力源 | リチウム系バッテリー等 | |
関節駆動方式 | 電気モータ+減速器 | |
関節数 | 30以上 | |
変形所要時間 | 10秒以内 |
量産化を視野に「J-deite RIDE」をベースにしたアミューズメントパーク向け乗用人型変形ロボットの開発を進めていく計画で、2016年11月14日よりアメリカのオーランドで開催される世界最大級のアトラクション関連トレードショー「IAAPA Attractions Expo 2016」に全長約1.5mのプロトタイプを出展する。
J-deite RIDEは「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」、「機動戦士ガンダム」、「装甲騎兵ボトムズ」などのメカデザインを手掛けた大河原邦男氏が担当している。