やじうまPC Watch

一時期のATI製ビデオカードが美しく感じられるワケ

 懐パーツのコーナーで、「ALL-IN-WONDER RADEONはかっこいい」とか「RADEON 8500が美しい」などと書いている筆者。特別に愛着があるわけではなく、直感的にそう感じたのだが、分析してみたらその理由が分かった。

 美しく感じるこれらのRADEONビデオカードは、実は黄金比に従って設計されていたのだ。RAGE 128の世代からRADEON 9700世代まで、概ねこの黄金比を踏襲している。カード設計者の真意は分からないが、普段目にすることのないパーツ1つに芸術を持ち込んだ設計者に賞賛を贈りたい。

Rage 128 Proのビデオカードに、黄金長方形(フィボナッチ数列の正方形による長方形)を重ねてみたところ。ほぼ黄金比に基いている
初代RADEON。こちらもほぼ黄金比だ
ALL-IN-WONDER RADEONは黄金比そのものだ
RADEON 8500も黄金比に基づいて設計されている
下位のRADEON 7500とて例外ではない
RADEON 9200も黄金比だ。RADEON 9800以降ちょっと微妙になって崩れる