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埼玉に屋内ドローンサーキットがオープン

2016年6月3日 20:20

「ACRO+」のレース場

　以前ドバイで行なわれた世界規模のドローン大会を紹介したが、国内でも埼玉県さいたま市にドローンレース専用施設「ACRO+」(アクロプラス)が6月18日にオープンするという。

　国内最大級を謳うこの屋内施設はドローン同士のスピード競争に特化した作りになっており、レース用コースは9×20×6m(幅×奥行き×高さ)の空間を利用。コースベゼルを1万8千個以上のLEDで電飾されており、暗闇の中にドローンの輪郭と機体が浮かび上がるような演出がなされている。

　ドローン操縦者はコックピット視点のFPV(First Person View)でドローンを操縦。上下左右へと巧みにコントロールしてコースを駆け抜けていく。操縦者視点での画面を50インチの大型ディスプレイ4台に表示する仕掛けも設けており、観客も臨場感を味わえるようになっている。

　ドローンは小型の娯楽機から空撮を行なえる本格的なものまで、対角寸法350mm(プロペラを除く)サイズの機体を使用可能。夜間飛行などの特殊環境を想定したセッティングもできる。

　また、コースとは別に大きさが9×30×6m(同)のホバリング専用練習場も設置してあり、操作練習を行なうためのシミュレータや、無料レンタル機体も用意する。このほか、FPVレーサーや空撮カメラマンを目指す人向けに必須の無線免許講習会も実施予定。

　6月18日と19日はオープンを記念して、ACRO+の無料体験キャンペーンを実施。国内のドローンレース大会で数々の優勝実績を持つ岡聖章氏がスペシャルデモンストレーションを披露する。

　施設の通常利用料は下記の通り。

　ACRO+は埼玉県さいたま市岩槻区笹久保新田352に所在。営業時間は11時～20時。毎週木曜が定休日。運営は株式会社板橋商店が行なっている。

ACRO+の外観