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VAIO株式会社設立会見リアルタイム速報

7月1日 開催

 ソニーから分離し、「VAIO」ブランドのPC専門会社として立ち上がるVAIO株式会社の設立会見が7月1日に開催されることとなった。

 VAIO株式会社は、ソニーと日本産業パートナーズの出資の下、当初からの予定通り7月1日に設立される。設立会見では、VAIO株式会社の代表取締役社長となる関取高行氏が、同社の事業および製品について説明を行なう。

 PC Watchではこの会見を、このページにて7月1日15時よりリアルタイムで中継する予定だ。

開場

まもなく会見が始まります。PC系メディア以外に、TVのクルーも見受けられます。

記者会見もう間もなくです。

会見開始

会見が開始されました。

関取社長登壇

ソニーがVAIO事業譲渡発表して2カ月が経った。本日新聞広告を打ち、ようやくスタートができる。今日はどんなVAIOを我々がお届けするかをお伝えしたい。

84年にソニーに入社し、さまざまなエレキ製品に関係してきた。2003年から2006年までVAIO経営企画部門に。

心機一転、VAIO株式会社の代表取締役に。

コンセプトはPCの本質を追究し続ける。本質とは物事の本来の性質や姿。それなしには、そのものが存在し得ない性質、要素。これを追求することが我々の使命。

メールのやりとり、日常のちょっとしたことはスマホでやることが多くなった。でも、真剣な作業や、何かを生み出す場面はPCの領域。PCがなくなることは考えづらい。ちょっと強い言い方だが、PCはなくならないという強い信念を持つ。昔WALKMANを担当していたが、テープはなくなった。でも、PCはなくならない。

PCは道具としての真価が問われ始めてる。真価とは性能。例えば包丁は、切れることが本質的機能であり、性能。掃除機なら、吸引力。VAIOはもう一度ユーザーが本当に求めている真価を見きわめていく。

フィロソフィーは本質+α

本質+αとは、本質の追究、制約に縛られない、VAIOのDNAを継承するという3点。

組織について。組織、設計製造、商品、販路について説明します。

集中して、変化に速く対応できる組織。戦略の立案も大事だが、それが変わったときにどう対応できるか。そういう組織作りをする。そのために、まずやらないことを決め、そこからやることを見いだす。そうすることでスピードが上がって、お客様のニーズにも直に触れられる体制になる。ソニー時代は1,000人、グローバルならもっと多くの人間が携わっていたVAIO事業。今では240人になった。だからこそ、いままでのしがらみから解放されて、思い切りのいい戦略を進める。社員ひとりひとりのコミュニケーションもできる。組織と組織のコミュニケーションじゃなく、人と人、現場と現場、人とお客さんが向き合う。そして本質の中から尖ったプラスアルファを見つけ出す、本当のVAIOの形にできる。

設計製造。本社は安曇野。東京にはマーケティング。安曇野は美しい日本の原風景を残した都市。ピュアでひたむきな開発者、技術者、生産メンバーが、自分の意思でここに残ってくれた。ここに本部をすえて物作りを行なう。

最初から各分野で話し合いを行なうことで、磨きをかける。ODMモデルも安曇野で最終仕上げを行ない品質チェックを行なう。これを安曇野FINISHと呼ぶ。

商品について。商品作りも少し変更。お客様の満足してもらう製品を作るため、お客様の声を純粋に聞きすぎていては、結果として機能も性能もてんこ盛りになることもあるので、あえてそこは変更する。

最初の製品は、ソニー時代に作った「VAIO Pro 11/13」と「VAIO Fit 15E」。ソニーロゴに代わり「VAIO」ロゴがついている。新モデルは順次発表。※初出時にソニーロゴが付いているとしておりましたが、VAIOロゴの誤りです。お詫びして訂正させて頂きます。

販路はまず国内。販売総代理店はソニーマーケティング株式会社。一般向けにはソニーストアのネットと、銀座、名古屋、大阪の直営店舗。そして全国のインショップなどのストアで取り扱い。一部量販店店頭でも注文できる環境を。これは予定より速いスピードでできそうだ。これらに加え、もう一度安曇野工場を使って、体制を見直して、CSやサポートも、ゼロから構築している。ご安心して買って頂きたい。

法人向けには、直販営業。ディストリビューターは、大塚商会など4社。

販売目標は個人・法人を含め2015年度に30〜35万台。

コーポレートカラー。理性の青と感性の紫。これを併せたものがVAIOのコーポレートカラーに。

サイトはvaio.com。

ソニーを離れてやっていけるのかと不安に思われるかもしれない。いや、だからこそ、我々は本質+αという物作りの原点に立ち返り、この会社なら応援したいと思われる会社に、愛されるブランドになっていきたい。一丸となって頑張っていく。

パートナーゲスト

インテル副社長の宗像氏がゲストで登壇しました。

本日を迎えられたのは、関取社長並びに社員の方の並々ならぬ成果。おめでとうございます。僭越ながらお祝いの言葉を。VAIO事業に携わっている人とは長年一緒に仕事をしてきたので、本日の船出は非常に楽しみだった。これからこの新会社を発展させる社員のエネルギーに満ちた顔を拝見して、私自身ワクワクしている。希望に満ちた門出を応援するとともに、みなさまに愛され、支持される会社になることをお祈りしています。PC、タブレットなど情報機器は時代の変化とともに進化。VAIO株式会社の製品は今後も先進的で新しい価値を創造し、市場にイノベーションを起こすことを期待。また、昨今は市場の流れが速く、顧客のニーズも変化。それにあった柔軟な対応が必要だが、新VAIOは今まで以上に柔軟に対応するだろう。我々も常に革新的製品を提供できるよう頑張っていきたい。今後は、お客様に刺さるVAIO DNAを持った、これがVAIOだという先進的製品が次々に市場に出ることを楽しみにしている。一層の協業を通して、市場に新しい風を送っていきたい。

日本マイクロソフトのOEM担当 金古本部長の登壇です。

私の最初の担当はVAIOだったので、今日は感慨深い。1996年にVAIOが発売されて、18年の間、常に最新のデザイン、技術を採用し、時代を一歩リードしてきた。VAIO 505を見て、その薄さに感動した。マイクロソフトとVAIOの関係は密接で、初めて32bit OSを採用してもらった。WindowsでAV技術を統合し、新しいシナリオを提案したり、革新をもたらした。事例は枚挙に暇が無い。Windows 8ではタッチモデルでも市場をリードしてきた。VAIOはWindows エクスペリエンスを最大限に引き出すと言っても過言ではない。本社から毎月開発者が来て、VAIO開発陣と互いに技術についてフィードバックを交換している。我々もデバイス&サービスカンパニーへ舵を切っている。今まで以上に強固なパートナーシップの下、革新的な製品を日本に提供していってもらいたい。弊社でもWindows以外に、Officeやサービス、クラウド技術を統合して、VAIOに力添えしたい。新しいビジネスカテゴリにも挑戦してもらいたい。新会社は、ソニー時代と変わらず重要なパートナー。VAIOの第2章を楽しみにしている。

質疑応答

これより質疑応答です

Q「規模が縮小して、調達力が落ちる」A 関取氏「そこは課題。規模の経済が活かせない。ただし、IntelやMSとの連携で培った技術や、賛同企業もいらっしゃる。その協業を活用したい。それからODMの調達力を見直して、標準部品の活用。これは今までの反省でもある。中途半端に使わず、徹底したい。ODMメーカーも賛同してくれている」

Q「これまでのVAIOにはソニーとの連携ポイントがあった。TVやカメラ、オーディオなど。そうれはどうなるのか」A 赤羽氏「一定の条件で使えることになっている。本質を考えながら、どの技術を継承するか考えながら、選択していく。今度出す製品だと、Proならディスプレイやカメラの技術で継承している。調達について補足すると、標準部品の追求を厳しくやっていく。ただし、差別化の価値となるところにはお金を使う。また、パートナーとの関係は、Win-Winシナリオをいかに作れるか? 数だけじゃないと言ってくれているところもある。」

Q「販路でSMOJとの関係は独占的なのか? 他の販路もあり得るのか」A 関取氏「効率的に事業を軌道に乗せるために、まずSMOJとやっていくことを決断。VAIOに限らずノウハウを持っている。何度もミーティングして、やるぞとなった。SMOJとしてもソニー以外の製品を扱うのは初めてで、挑戦となる。ただし、それが全部ではない。市場開拓を否定するものではない。市場開拓も一緒にやっていく。そこで合意は取れている。」

Q「IntelとMSのプラットフォームを採用したが、Windows PhoneやGoogleなどのプラットフォームをVAIOで展開する可能性は」A 関取氏「PC以外、安曇野には優秀な技術者がいる。これを活用しない手はない。やりたいことはいっぱいある。そのチャンスの芽を摘むことはない。まず、事業を軌道に乗せて、チャンスを活かしていきたい。VAIOブランドは、ソニーとの関係で、一定の条件で使えることになっている」

Q「新製品はこれまでのものを継続。期待されるのは新しいものだが、何かヒントなどはもらえないか」A 関取氏「虎視眈々と考えている。請うご期待ということで。技術者にはとんでもないけど、ちゃんと商売になるものを言っている。」

以上で質疑応答は終了です。

おまけ

おみやげとしてVAIOロゴ入りUSBメモリと名刺入れが配られました。

会場に展示されていたVAIO Pro 13です。

製品はソニー時代と同じですが、ソニーロゴはなくなりVAIOロゴのみとなりました(初出時ソニーロゴがつくとしていたのは誤りです)。

(若杉 紀彦)