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Apple、自動運転技術の研究中か

 Appleは、11月22日付け(現地時間)のNHTSA(米国家道路交通安全局)へのパブリック・コメントの中で、研究中の機械学習と自動化技術の自動運転への応用を検討しており、議会とNHTSAは研究や実用化にともなう許認可のプロセスを迅速にするべきであるという見解を示した。

 製品統括部長のSteve Kenner氏によるこの文書では、社内で開発中の自動運転車がFMVSSと呼ばれる米国の安全基準に適合しているという認証を取得することは制度上困難であり、公道でテストをするために免除申請を行なう必要があることや、技術が確立していると考えられているメーカーの免除申請が迅速に承認されており、不公平で改善されるべきだと述べている。

 さらに、現行の制度では公道でのテストの4カ月前にNHTSAの安全評価を通過する必要があるが、これは安全基準の審査と重複しており、位置付けを明確にするべきだとした。また、開発期間に空白が生まれてしまうことや、構造や機構の変更の都度に評価を受けなければならないという懸念を示した。

 許認可に関する提言以外にも、事故情報を業界で共有し安全技術の向上を図るべきであるということや、NHTSAはOEDCやG7と協調して自動運転に関して国際的に協力するべきだとしている。