イベントレポート
MSI、世界初のフルカラーLED搭載マザー「X99A GODLIKE」
~全てを超える“神のような”ゲーミング最上位
(2015/6/2 14:55)
MSIはCOMPUTEX TAIPEI 2015の会場にてブースを構え、マーケティング担当が“今回最もプッシュしたい製品”の1つとして、「X99A GODLIKE GAMING」を紹介した。
速報にある通り、MSIは100シリーズのマザーボードを“参考展示”にとどめた。というのもこれらのマザーボードが実際に登場するのはもう少し先であり、Intelの規制によりライブデモも行なえないためだ。よって、COMPUTEXでは7月末に日本国内でも投入予定があるX99 GODLIKEを推す形となった。
製品名のGODLIKEは、文字通り「神のような」という意味が含まれているのだが、これはスポーツ系のFPSゲームで、連続して敵を倒すと順に「Double Kill」、「Multi Kill」、「Monster Kill」……と続き、最終的に「GODLIKE」に到達することに由来している。つまりX99 GODLIKEはゲーミング向けの最上位最終形である。
最大の特徴は、ボード上至る所にフルカラーLEDが仕組まれている点で、スマートフォンやタブレットに専用アプリをインストールして、Bluetooth経由でLEDの色や発色パターンを選択できる点。組み合わせによって2,000パターンを超える設定が可能だ。
これまでLEDを装備したマザーボードは多数あったが、フルカラーLEDのマザーボード実装はこれが世界初としている。これまでPC全体をLEDデコレーションする際に“マザーボードの色に合わせてファンのLEDの色を選ぶ”必要があったのが、GODLIKEでは逆にファンの色に合わせてマザーボードの発色を自由に選べるようになったわけで、ゲーミングのチームカラーに合わせてのPC制作が容易になったとも言える。
もう1つの特徴は、背面への直径6.3mmのステレオジャックの標準装備。これまでPCの音声出力と言えば3.5mmステレオミニジャックが当たり前であったのだが、6.3mm径端子はそれと比較し、接触面積が広く余裕を持った信号転送が可能で、HiFiオーディオに好適としている。
また、「Nahimic」によるオーディオエフェクタを備えているのも特徴で、オーディオモード、ムービーモード、ゲームモードの3つを切り替えてそれぞれのシーンに最適化。特にゲームモードでではより迫力のあるサウンドが楽しめるようになっているという。
最後の特徴は拡張スロット上に備えられた金属のプレート。言ってしまえば単なる飾りだが、重量のあるビデオカード装着時によるスロットへの負荷を軽減し、破損から保護する役割があるという。
そのほか主な仕様は説明がなかったが、展示機からするに8本のDDR4スロットや5本のPCI Express x16スロット、SATA 6Gbps×6およびSATA Express、M.2などを備えていると見られる。
価格については未定だ。なおこの後台湾時間の15時からは、MSIの説明会が台北市内のホテルで行なわれる予定で、そのレポートもお届けする。