イベントレポート

【速報】ASUS、ZenWatchの第2世代となるZenWatch 2を参考展示

「ZenWatch2」

 ASUSは、COMPUTEX TAIPEIの前日に会場近くで記者会見を開催し、多数の新製品を発表した。PC、タブレット、スマートフォンといったお馴染みの新製品に混じり、発表会ではまったく言及のなかった「ZenWatch 2」が参考展示されていた。

 「ZenWatch」は、昨年発売された、OSにAndroid Wearを搭載したスマートウォッチで、ユニークなリモートカメラアプリケーションなど特徴のある機能を搭載しており、通なユーザーに人気を集めてきた。今回ASUSの発表会の会場に展示されたZenWatch 2は、その第2世代の製品となる。

女性など腕が小さなユーザーにもフィットする、小型モデルを用意

 ZenWatch 2では、ZenWatchの1サイズのみのラインナップから、小型モデルが追加された。1つは主に男性用を意識した49x41mmの本体部分と22mmのストラップから構成される製品で、「WI501Q」の型番がつけられている。もう1つは主に女性用を意識した45x37mmの本体部分と18mmのストラップから構成される製品で、「WI502Q」の型番がつけられている。

 サイズバリエーションのほか、新たにIP67レベルの生活防水機能を備え、ボディカラーにシルバー、ガンメタル、ローズゴールドの3色、ストラップにもラバー、レザー、メタルの3つが用意される。

 サイズ以外の主な仕様は基本的に共通で、SoCにQualcommのSnapdragon(型番未公開)、OSはAndroid Wear、ディスプレイは2.5Dのカーブがついた有機EL(ゴリラガラス3)を採用。

 そのほか、基本的な機能は従来のZenWatchと同じだが、リモートカメラの機能が拡張され、より動作が高速になりズーム機能がつくなど、ソフトウェア上の拡張も行われている。また活動量など様々なグラフを確認したりすることができる、ASUS独自の健康アプリも用意される予定。

 ただ、今回はあくまで参考展示で、具体的な製品発表ではないという。このため、発表時期や価格などに関しても具体的な言及はなかったので、今年後半に行なわれるIFAのようなイベントなどで正式に発表される可能性が高いと言える。

左から「WI502Q」、「WI501Q」
ZenWatch 2の看板。今回はあくまで参考展示で今後別途正式発表される

(笠原 一輝)