イベントレポート
LG、湾曲ディスプレイのスマートフォン第2世代モデルを発表
(2015/1/6 08:32)
韓国LG電子は、International CESのPress Dayに開催したカンファレンスで、湾曲ディスプレイを採用するフラッグシップスマートフォン「LG G Flex」の後継モデルと位置付けられる「LG G Flex2」を発表した。
ディスプレイは、有機ELディスプレイのフルHD解像度。従来モデルの6型から5.5型へと小型化しppi値は403ppiとなる。プロセッサにはQualcommのSnapdragon 810を採用。2.0GHzで動作する64bitのオクタコアSoCとなる。OSは、Android 5.0 Lollipop。主要なスペックは下記のとおり。
【表】主な仕様 | |
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プロセッサ | Qualcomm Snapdrago 810プロセッサ2.0GHz 64-bitオクタコアCPU |
ディスプレイ | 5.5型フルHD Curved P-OLED(1,080×1,920ドット/403ppi) |
メモリ | 16/32GB eMMC ROM/2GB DDR4 RAM/microSDカードスロット(最大2TB) |
カメラ機能 | 背面1,300万画素 with OIS+ with Laser Auto Focus/前面210万画素 |
バッテリ | 3,000mAh |
OS | Android 5.0 Lollipop |
サイズ | 75.3×149.1×7.1~9.4mm(幅×奥行き×高さ) |
重量 | 152g |
モバイルネットワーク | 4G/LTE/HSPA+ 21/42 Mbps |
無線機能、ほか | Wi-Fi IEEE 802.11a/b/g/n/ac, Bluetooth Smart Ready 4.1(Apt-X)/NFC/SlimPort/A-GPS/Glonass/USB 2.0 |
前側カメラは自撮りに向いたワイドアングル仕様。シャッターボタンを使わずに、開いた手を握る動作でシャッターをきることが可能なジェスチャーシャッター機能を搭載する。背面側カメラには光学式手ぶれ補正のほか、新たにレーザー照射による高速なオートフォーカス機能を採用する。
スペックから分かる通り本体の厚さには幅があり、最大の特徴であるカーブの半径はパネル側と背面側で微妙に異なっているが、この点も使い勝手の向上に繋がっているとカンファレンスでは説明があった。バッテリは従来モデルと同様に固定されている。代わりに高速チャージ技術を採用することで、バッテリ容量半ばまでの充電時間が競合製品に比べて4割り程度短くなることを強調した。
カラーバリエーションは、Platinum SilverおよびFlamenco Redの2色展開。
従来モデルのLG G Flexはauから日本市場向けに販売されているが、LG G Flex2の国内展開については現時点で非公表となっている。展示されていたデモ機にはロケールとしての日本語は存在するが、技適表示は本体外装および電磁的表示のいずれにも見あたらなかった。
韓国LG電子のカンファレンスで発表された主要な新製品は、上記のLG G Flex2のほか、バージョンが2.0に更新されて高速化を実現したWeb OS 2.0を採用するSmart TVの製品ラインと、白物家電ではドラム式の洗濯乾燥機において、1台分のスペースに2つのドラムを搭載する新しいコンセプトの製品などが発表された。