イベントレポート
Appleユーザーの祭典「Macworld | iWorld 2014」が3月27日から開催
(2014/3/27 11:44)
Appleユーザーの祭典とも言えるMacworldが3月27日(現地時間)に開幕を迎える。2012年にイベント名称を「Macworld | iWorld」に改めてからは3年目。2014年は、Macintoshが1984年に世に出てから30周年になり、AppleのWebサイトには「Macの30年」と題したスペシャルコンテンツが用意されている。
米国でMacworldが始まったのは翌1985年。現在と変わることなく、ここサンフランシスコのMoscone Centerが会場である。展示規模は時代に応じて様変わりして、一時はサテライトの展示会場を設けたりしたこともあったが、いまや“米西海岸でのITカンファレンスと言えばMoscone West”というイメージもあるWest(西棟)の落成後は、おおむねこのWest HallでMacworldが開催されていた。しかし今年(2014年)は一転して、地下にホールがあるNorthに回帰した。2015年にはこのMacworldも30周年を迎えることになる。やや気が早いが、2015年の会期も3月12日から14日の3日間と発表されている。
2009年を最後にAppleが出展を控えるようになってからは、メディアから注目を集めることも減り、どちらかと言えばのんびりとした内容になってはいるものの、会場に訪れる一般来場者は皆一様に楽しそうである。道路を挟んだ向かい側に位置するSouthホールでは、ちょうど「AWS Summit」(Amazon Web Service Summit)が開催されていて、27日以降はやや温度差のありそうな双方の来場者達が、Moscone Center界隈を賑やかにしそうだ。
26日の時点で、すでにロビーには“First Looks”として、27日以降ホールに展示される製品の一部が紹介されている。1月に開催されるInternational CESでも、iLoungeと呼ばれるiOS/Macにフォーカスした企画展示のエリアはあるが、どちらかといえばハードウェア寄りの展示になっている。一方Macworld | iWorldはiOS向けアプリを中心としたソフトウェアの出展も少なくない。また、International CES来場者の中核を占めるのは世界中から訪れるバイヤーだが、Macworld | iWorldはサンフランシスコを中心とする西海岸のエンドユーザーが中心となり、展示会としての傾向は異なるという点も例年お伝えしているとおりだ。予告編代わりに、このFirst Lookからいくつか簡単に紹介しておこう。会期スタート後にも改めてお伝えする。
PC Watchでは27日の展示ホールオープン以降、Macworld | iWorldのレポートを随時お届けする。