イベントレポート

ASUS、第8世代Core搭載の「ZenBook Flip S/14/15」

~Windows MR対応HMDも発表

ZenBook Flip Sが第8世代Coreプロセッサに対応

 ASUSは、9月1日(現地時間)からドイツ連邦共和国ベルリン市で開催される予定の世界最大の家電ショーIFAに先立つ8月30日(現地時間)に、記者会見を開催し、PC関連の最新製品を発表した。

 発表会では、第8世代Coreプロセッサを搭載した液晶回転型の「ZenBook Flip」シリーズ、そしてCeleron搭載の低価格モデル「VivoBook Flip 14」が発表された。

 また、この秋に予定されているWindows 10の次期大規模アップデート(Windows 10 Fall Creators Update、開発コードネームRS3)で正式にサポートされるWindows Mixed Reality(Windows MR)対応のHMDとなるASUS Windows Mixed Reality Headsetも発表された。

第8世代Coreを搭載したZenBook Flip Sが発表される

 ZenBook Flip Sは、5月末のCOMPUTEX TAIPEIに合わせて行なわれた記者会見で発表された13.3型の2in1(記事:実機写真で見る、世界最薄の液晶360度開閉型2in1「ASUS ZenBook Flip S」参照)で、今回発表されたのはその第8世代Core搭載版という位置づけだ。

 COMPUTEX TAIPEIの発表会で発表されたのは第7世代Coreプロセッサ・Uシリーズを搭載した製品で、デュアルコアCPUを搭載した製品だったが、第8世代Coreプロセッサ・Uシリーズはクアッドコアになるので、それが最大にして唯一の違いとなる。そのほかの仕様は従来製品に準じるので、COMPUTEX TAIPEIでのレポートをご覧頂きたい。

ZenBook Flip S
ただし展示されていたのは、第7世代Coreのモデルだった

 一方、ZenBook Flip 14は1,920×1,080ドット表示対応の14型液晶を備え、第8世代CoreプロセッサのCPU、GeForce MX150というGPUを搭載しているのに、1.5kgという軽量さを実現した製品。狭額縁の液晶パネルを採用することで、13型相当の底面積で14型のディスプレイを内蔵していることが特徴だ。

 57Whのバッテリを搭載しており、13時間のバッテリ駆動が可能としている。なお、15分の充電で2時間のビデオ再生を実現する急速充電機能にも対応している。

ZenBook Flip 14
ZenBook Flip 14のスペック
13時間のバッテリ駆動
ZenBook Flip 14の実機
液晶を開いたところ
本体右側面のインターフェイス
4コア/8スレッドが確認できる
デバイスマネージャーの表示
【表1】ZenBook Flip 14(UX461)の仕様
CPU第8世代Core i7-8550U(1.8GHz)
ディスプレイ14型フルHD(1,920×1,080)マルチタッチ/178度ワイドアングル/sRGB 100%/300cd/平方m/コントラスト比1,000:1
グラフィックスIntel UHD Graphics 620/GeForce MX150
メモリ最大16GB(2,133MHz LPDDR3)
ストレージ最大512GB NVMe PCIe 3.0 x4 SSD
無線Dual-band 802.11ac Wi-Fi/BT4.2
カメラHD Webカメラ(前面)
I/O ポート2×USB 3.0 Type-A、1×USB 3.0 Type-C、1×HDMI 2.0、1×microSD、1×ACアダプタ、1×オーディオ
オーディオHarman Kardon認証ASUS SonicMaster デュアルスピーカー
バッテリ57Wh (急速充電対応)
ACアダプタ19V DC、3.42A、65W
サイズ327.4×226.5×13.9mm(幅×奥行き×高さ)
重量1.4kg (iGPUモデル)/1.5kg(dGPUモデル)
OSWindows 10 Pro/Windows 10 Home

GeForce GTX 1050を搭載可能なZenBook Flip 15

 ZenBook Flip 15は3,840×2,160ドット(4K)ないしはフルHDの15.6型タッチディスプレイを搭載したパネル回転型2in1。CPUは第8世代Coreプロセッサ、モデルによってはGeForce GTX 1050を搭載している。指紋認証、IRカメラを利用した顔認証を利用したWindows Hello機能に対応しているモデルもある。バッテリは52Whで、重量は2kgとなる。

ZenBook Flip 15
第8世代Coreを採用することで前世代から40%の性能向上
ZenBook Flip 15の実機
天板はフラットで落ち着いた印象
テントモード
本体の左側面
本体の右側面
デバイスマネージャー
4コア/8スレッドであることが確認できる
【表2】ASUS ZenBook Flip 15 (UX561)のスペック
CPU第8世代Core i7-8550U/i5-8250U
グラフィックスGeForce GTX 1050
メモリ最大16GB(DDR4 2400、DIMMスロット)
ストレージ最大512GB SSD/ないしは 最大2TB HDD
ディスプレイ15.6型 4K/フルHD(タッチ対応)
無線802.11ac Wi-Fi/BT4.2
カメラIRカメラ (UX561UDのみ)/HD Webカメラ(UX561UA/UN only)
I/Oポート1×Thunderbolt 3(USB Type-C)、2×USB 3.1 Gen 1 Type-A (USBチャージャー機能対応)、1×HDMI、1×オーディオ
指紋認証タッチパッド上に搭載 (UX561UN/UA only)
オーディオHarman Kardon認証ASUS SonicMaster オーディオシステム、2×1.6Wステレオスピーカー
バッテリ52Wh
サイズ364.6×246.8×21.3mm(幅×奥行き×高さ)
重量2kg
OSWindows 10

 VivoBook Flip 14は14型フルHD液晶を採用しているパネル回転型2in1で、CPUはCeleron N(Apollo Lake)が採用されており、厚さ15.4mmで重量1.5kgとなる。低価格でありながらWindows Ink(ペン)、Windows Hello、Cortana、Modern Standbyなど、Windows 10の最新機能に対応しているのが特徴。

VivoBook Flip 14の特徴を説明するスライド
厚さは15.4mmで、重量は1.5kg
Windows 10の最新機能が利用可能
VivoBook Flip 14の実機
CPUはCeleron N3350
液晶ディスプレイは14型フルHD

 ASUSによれば、ZenBook Flip 14は799ユーロ(1ユーロ=131円換算で、104,669円)から、ZenBook Flip 15は899ユーロ(同、117,769円)から、VivoBook Flip 14は399ユーロ(同、52,269円)から、と欧州ではこの価格設定になるという。日本での販売などに関しては未定。

RS3でサポートされるASUS Windows Mixed Reality Headsetの製品版が発表される

 もう1つASUSから発表された新製品が、「ASUS Windows Mixed Reality Headset」だ。Windows Mixed Reality(Windows MR)は、次期Windows 10大規模アップデート(Windows 10 Fall Creators Update、RS3)でサポートされる新技術(Windows MRに関しては記事:COMPUTEXで見えてきたWindows Mixed Realityヘッドセットの今と今後参照)。Windowsストアで配布されるWindows MR対応アプリケーションを利用して、VR/AR体験が可能になる。現時点でのWindows MRのHMD自体はシースルーではないので、限りなくVRに近いユーザー体験だと考えていいだろう。

ASUS Windows Mixed Reality Headset

 ASUS Windows Mixed Reality Headsetは、5月末から台北で行なわれたCOMPUTEX TAIPEIで、静的デモは行なわれていたが、今回はきちんと動く形で展示された。なお、現時点では、Windows MRのHMDは基本的にどのベンダーも同じで、機能やスペックに何も違いはない。違いは本体のデザインだけで、ASUSの場合には外側にポリゴン風のデザインを採用している。また、現在の開発者向けバージョンでは別売りになっている「Motion Control for Windows Mixed Reality」が標準でバンドルされていることが違いとなる。

ASUS Windows Mixed Reality Headset
Motion Control for Windows Mixed Reality

 ASUSによれば、ASUS Windows Mixed Reality Headsetは449ユーロ(1ユーロ=131円換算で、58,819円)という価格設定になっている。ほかのメーカーが販売している開発キットに比べるとやや高めに思えるが、これは前出のMotion Control for Windows Mixed Realityが標準添付であるためだろう。

 販売時期に関しては今秋とだけ明らかにされており、当たり前だがWindows 10 Fall Creators Updateのリリース後に販売されるのではないだろうか。