イベントレポート
実機写真で見る、世界最薄の液晶360度開閉型2in1「ASUS ZenBook Flip S」
2017年5月29日 17:41
ASUSは、COMPUTEX TAIPEI 2017開幕前日となる5月29日(現地時間)に記者会見を開催し、世界最薄の液晶360度開閉型2in1「ZenBook Flip S」を発表した。
同社の液晶360度開閉式2in1「ZenBook Flip」シリーズの新モデルとして発表されたZenBook Flip Sは、高さが10.9mmと、液晶360度開閉式2in1として世界最薄を達成。この薄さを実現するために、世界最小の360度開閉ヒンジ「ErgoLift」ヒンジを新たに開発し採用。このErgoLiftヒンジは、3.9mmのスチール合金回転機構を備え、2万回以上の開閉試験をパスしているという。発表会では、360度開閉式3in1ながら、Macbookより20%、MacBook Airより55%も薄いと紹介された。
また、この液晶ヒンジには、135度以上液晶を開くと本体後方を持ち上げる構造となっており、キーボード面に適度な角度が備わり、タイピングの快適度も高めてくれるという。
薄さだけでなく軽さも極められており、重量は約1.1kg。ボディ素材に、6013 アルミニウムを採用することで、軽さだけでなく堅牢性も優れているという。
フットプリントは311.3×211.8mm(幅×奥行き)と、13.3型液晶を搭載するノートPCとしてはかなりコンパクト。これは、液晶ベゼル幅が狭められているからで、左右のベゼル幅は6.11mmしかない。これによって、13.3型液晶搭載ながら、12型クラスのコンパクトボディとなっている。
液晶ディスプレイには、フルHD(1,920×1,080ドット)または4K(3,840×2,160ドット)表示対応のパネルが搭載される。パネルの種類は未発表だが、178度の広視野角を備えるとしている。液晶表面にはCorning製強化ガラス「Gorilla Glass」を採用。また、タッチパネル搭載によるタッチ操作に加えて、Windows Ink対応のスタイラスペン「ASUS Pen」にも対応。ASUS Penは、1,024段階、10~300gの筆圧検知に対応する。
そのほか、Windows Hello対応の指紋認証センサーも搭載する。指紋認証センサーは本体右側面に備わっており、クラムシェルモード、タブレットモードどちらでも瞬時に認証が行なわれ、簡単にWindowsへのログインを可能としている。
主要スペックは、搭載CPUがCore i7-7500UまたはCore i5-7200U、メモリがLPDDR3-2133を最大16GB、内蔵ストレージは最大1TBのPCI Express 3.0 x4対応1TB SSDをそれぞれ搭載。外部ポートは、USB 3.1 Gen 2 Type-Cを2ポート(左右に1ポートずつ)、オーディオジャックを用意。搭載バッテリは38Whのリチウムポリマバッテリで、駆動時間は約11.5時間。49分で60%の容量を充電できる急速充電機能も備える。北米での価格は1,099ドルからで、発売時期は未定。