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CRYORIGがケースに参入。第1弾は引き出し型の「TAKU」と筒型の「OLA」
(2016/5/24 18:49)
台湾CRYORIGは24日(現地時間)、PCケース市場への参入を発表し、COMPUTEX TAIPEI 2016において2種類のMini-ITXケースプロトタイプ「TAKU」、「OLA」を展示すると発表した。
「TAKU」はディスプレイスタンドと兼用のMini-ITXケース。ディスプレイスタンドは言うものの、1990年台の横置きデスクトップはほぼこの形態だったので、昔ながらのデザインとも言える。システムを引き出しに格納し、すぐにマザーボードやビデオカード、HDDなどにアクセスできる。
また、USBケーブルマネジメント用のスペースを設け、スマートフォンへの充電を容易にしつつ、机の上を片付いた状態に保てるという。ビデオカードは最長240mmまで対応し、3.5インチまたは2.5インチシャドウベイ×2を搭載し、SFX電源に対応。大半のMini-ITXのニーズに応えられるとしている。
インターフェイスはUSB 3.0、音声入出力など。本体サイズは567×270×134.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は8kg。登場は2016年末または2017年第1四半期という。
「OLA」はMac Proからインスパイアした筒型のMini-ITXケース。同等のケースはアイティシーが既に「黒鼓」を投入しているが、OLAは280mmまでの2スロットビデオカードに対応するのが特徴。エアフローのデットスペースをなくし、ハイエンドビデオカードの搭載を可能とした。
また、デュアルシャークグリルのようなエアインテークや、140mm角ファン「XT140」の搭載により、CPU/マザーボード/GPUエリアの冷却を確保。100WまでのCPUをサポートし、VR用途に耐えうる高性能システムの構築が可能という。
ベイは3.5インチまたは2.5インチシャドウ×2。電源はSFX。インターフェイスはUSB 3.0、音声入出力など。インターフェイスは226×205×378.5mm(同)、重量は5kg。登場は2017年第2四半期を予定している。