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AMD、Thunderbolt 3経由でノートPCに外部GPUを接続する技術「XConnect」
~再起動不要で着脱可
(2016/3/11 13:44)
米AMDは10日(現地時間)、ノートPCとデスクトップ向けGPU搭載ビデオカードを接続する技術「XConnect」を発表した。
XConnectは、AMD、Razer、Intelの3社共同開発の、対応するノートPCや2in1と、Radeon GPU搭載ビデオカードを格納した外付けケースを接続する技術で、モバイル性を維持しながらゲーミングPC品質の画像処理を実現するとしている。
接続インターフェイスには、最大転送速度40GbpsのThunderbolt 3を利用する。
既に外部GPUを接続するシステムを搭載した製品はいくつか存在しているが、着脱時は電源をオフにする必要があった。XConnectでは、USBフラッシュメモリのようにOS起動中でもプラグの抜き差しが可能で、システムの再起動が不要。
なお、既存のノートPCや2in1全てで動作するわけではなく、Windows 10 Build 10586以降、Radeon Software 16.2.2以降、Thunderbolt 3ポート、Thunderboltファームウェア(NVM)v.16、外部GPU接続に必要な拡張機能に対応したBIOSが必要となる。
また現時点で対応する外部GPUは、Radeon R9 Fury/R9 Nano/R9 300シリーズ/R9 290X/R9 290/R9 285となっているが、AMDではこのほかにも対応するRadeon GPUを増やす予定としている。
XConnect初の対応製品は、1月にRazerが発表した12.5型ノートPC「Razer Blade Stealth」とビデオカード用エンクロージャ「Razer Core」で、両製品の組み合わせでは、再起動不要の着脱だけでなく、ノートPC搭載ディスプレイと外部GPU接続の単体ディスプレイのどちらも映像出力先に指定が可能。
Radeon R9 Nano接続時の測定では、1440p(2,560×1,440ドット)/最高設定のBattlefield 4で72fps、Tomb Raiderで79fpsで動作したとしている。