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CRYORIG、ヘッド部のファンでCPU周辺も冷やす簡易水冷クーラー
~240mmラジエータモデル2機種と280mmモデルを用意
(2015/11/4 17:56)
株式会社ディラックは、台湾CRYORIGによる初の簡易水冷クーラーとなるAシリーズを5日より発売する。240mmラジエータの「A40」と、その冷却強化版「A40 Ultimate」、そして280mmラジエータ「A80」の3製品をラインナップし、店頭予想価格は順に16,980円、18,980円、18,980円の見込み。
本製品は6月に台湾で開催されたCOMPUTEX TAIPEI 2015にて展示されていたCPU冷却用の簡易水冷タイプのクーラーで、3モデルともラジエータ部のデュアルファンに加えて、CPU周辺部の冷却用にウォーターブロック上にシングルファンを設けているのが最大の特徴となっている。
CRYORIGはCPU周辺には各種VRM、メモリ、ビデオカードといった重要な部品が配置されており、安定動作のためにはこの部分の冷却も必要であるとしており、従来の簡易水冷クーラーでおろそかにされていたCPU周りの冷却の重要性を説く。ウォーターブロック部のファンによって、エアフローの改善だけでなく、長寿命化、オーバークロック性能の向上も期待できるとする。
このウォーターブロック部のエアーフローファン(CR-7025)は、マザーボード上に直接風を当てるダウンエアーと、ビデオカード方向などから吸い上げるアップエアーの2通りの冷却方法を選べるほか、ベース面に対し水平に回転し、任意の方向に向けることができる。ファンの仕様は回転数が1,500~3,000rpm±10%、ノイズレベル15~27dBA、風量25CFM。
A40は120mm角ファン2基を装着可能な240mmラジエータを採用。A40 Ultimateとの違いはラジエータの厚みで、前者が27.5mm、後者は38.5mmという以外は同じ。ラジエータ部のファンの仕様は回転数が600~2,200rpm±10%、ノイズレベル13~37dBA、風量83CFM。
一方のA80は、140mm角ファン2基を装着可能な280mmラジエータを採用する。ラジエータ部のファンの仕様は回転数が600~1,850rpm±10%、ノイズレベル13~38dBA、風量128CFMとなる。
対応ソケットは、IntelがLGA115x/1366/2011/2011-V3、AMDはAM2(+)/AM3(+)/FM1/FM2(+)。
ラジエータのサイズは、A40が272×120×27.5mm(幅×奥行き×高さ)、A40 Ultimateは272×120×38.5mm(同)、A80は311×140×27.5mm(同)、重量は順に1.35kg、1.48kg、1.59kgとなる。