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オリックス、会計/確定申告ソフトの弥生を買収

 オリックス株式会社は13日、会計や確定申告ソフトを開発する弥生株式会社を買収すると発表した。オリックスは年内を目処に99.9%の弥生の株式を取得し、オリックスのグループ会社となる。

 弥生は「弥生会計」や「やよいの青色申告」を始めとする各種業務ソフトウェアの開発/販売、および導入後のサポートサービスを展開する会社。1978年創業以来培った商品開発力とブランド力を元に、全国125万社以上の顧客を持つ。

 弥生は現在、ソフトウェア開発メーカーから、小規模事業者の事業立ち上げおよび継続をサポートする「事業コンシェルジュ」へ進化させつつあるが、オリックスが有する金融/サービスのノウハウを組み合わせることで、事業の拡大やユーザーへの価値提供を目指す。

 一方オリックスは、これまで主に中~大企業向けに事業を展開してきたが、弥生を取得することで、日本企業の8割以上を占める小規模事業者向けのサービスを展開できるようになる。

 なお、弥生の経営方針に変化はなく、現在代表取締役社長である岡本浩一郎氏は引き続き経営に従事する。

(劉 尭)