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東芝、薄さ10mm未満の10.1型、8型Windowsタブレット
~Windows 8.1 with Bing搭載
(2014/6/16 12:00)
株式会社東芝は16日、Windows 8.1 with Bing搭載タブレット「dynabook Tab」シリーズの新モデルとして、10.1型の「dynabook S50」シリーズと、8型の「dynabook S38」を発表。7月上旬より発売する。価格はオープンプライス。
dynabook Tabシリーズとしては初めて10.1型モデルを投入。デザインも従来の8型モデル「VT484」から一新。サテンゴールドを基調に、背面側にわずかな曲面を持たせたことで、より手に馴染むものとした。また、10.1型、8型それぞれのホームポジションが異なる点にも留意しつつ、両モデルで統一感のあるデザインに仕上げたという。
OSはWindows 8.1 with Bingを搭載。Internet Explorerの標準検索エンジンをBingに設定した低価格デバイス向けのSKUで、Microsoftが4月の開発者向けイベントで発表した、9型未満のデバイスにWindowsのライセンスを0円で提供する際に利用されるOSとなる。同OSを搭載した製品は国内初登場。
デザイン面では、薄さや軽量さも特徴として挙げられている。8型モデルのS38シリーズは、従来のVT484の本体サイズ/重量が約213×135.9×10.7mm(幅×奥行き×高さ)/約445gであったのに対し、約210.7×132×9.5mm(同)/約385gへと薄型/軽量化。10.1型は約258.8×175×9mm(同)/約555gと、両モデルとも10mmを切る薄さとなっている。
ソフトウェア面では、カメラで撮影したホワイトボードの台形(遠近)補正を自動で行なう「TruCapture」の最新版となる「TruCapture V2」を搭載。本やノートなどの印刷物の輪郭を判定しての補正や、文字が書かれた黒板の写真を白地へ変換して記録する機能を備えた。
10.1型のdynabook Tab S50には、Bluetooth接続のキーボードとカバーが一体となった「Bluetooth キーボードカバー」を付属したモデルがラインナップされる。また、両モデルとも、USBデバイスを使いながら充電を行なえるY字ケーブル「USB Data and Charge Y-Cable」がオプションとして用意される。
10.1型の「dynabook Tab S50」シリーズは、キーボードカバー付き/ストレージ64GBの「S50/36M」、キーボードなし/ストレージ64GBの「S50/26M」、キーボードなし/ストレージ32GBの「S50/23M」の3モデルがラインナップされる。店頭予想価格はそれぞれ7万円台半ば、6万円台半ば、5万円台前半の見込み。
ストレージ以外の仕様は共通。CPUにAtom Z3735F(1.33GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ2GB、1,280×800ドット表示/タッチ対応10.1型液晶、Windows 8.1 with Bing(32bit)、Office Home and Business 2013を搭載。
インターフェイスやセンサー類は、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0、前面約120万画素/背面約500万画素カメラ、microSDカードスロット、Micro HDMI出力、Micro USB、音声入出力、GPS、電子コンパス、加速度センサー、ジャイロセンサーを備える。
バッテリ駆動時間はJEITA測定法2.0で約7時間、JEITA測定法1.0で約9.5時間。
8型の「dynabook Tab S38」シリーズは、ストレージ64GBの「S38/26M」と、32GBの「S38/23M」の2モデル展開。店頭予想価格はそれぞれ5万円台前半、4万円台前半の見込み。
主な仕様はS50とほぼ同じだが、Micro HDMIを装備しない。バッテリ駆動時間はJEITA測定法2.0で約7.5時間、JEITA測定法1.0で約10.5時間。
【お詫びと訂正】初出時、OS名称を誤って掲載しておりました。正しくは「Windows 8.1 with Bing」です。お詫びして訂正いたします。