パイオニア、ライト&ベリファイ時間を短縮したBDドライブ

　パイオニア株式会社は、ベリファイ時間を短縮したBDドライブ「BDR-S09J-BK」を2月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2万円前後の見込み。

　ディスクの書き込みと記録状態のチェックを交互に行なう「ライト&ベリファイモード」のアルゴリズムを最適化し、同モードにおける記録時間を従来モデル(BDR-S08J)と比較して10分以上短縮したという。

　また、BD-Rメディアの記録面のムラを抑える「BD-R記録面重視モード」を搭載。いずれもCLV方式による記録だが、速度はBD-Rが6倍速、DVD-Rが8倍速と従来モデルから約30%高速化した。

　従来の回転速度を落として記録精度と静音性を高める「標準(記録・精度優先)モード」に加え、回転速度を維持してリード時間を短縮する「高速読み出しモード」を新たに搭載。さらに、オーディオCDのキズや汚れなどでデータの読み取りを繰り返しリトライする「PureRead3+(原音再生)」、リアルタイムでデータ補間の発生頻度を抑える「RealTime PureRead」を搭載する。

　このほか、ローディング動作や静音設定を最適化する「ビデオ&オーディオモード」、映像ディスク再生時にフロントパネルのインジケータを消灯する機能、ドライブの状態を確認できる「ドライブステイタス」、ローディング中のディスクの種類や状態を確認できる「ディスクステイタス」機能を備える。

　最大ライト速度は、BD-Rが16倍速、BD-R DLが14倍速、BD-R TL/-R(LtH)が8倍速、BD-R QLが6倍速、BD-RE/RE DL/RE TLが2倍速、DVD±Rが16倍速、DVD±R DL/+RWが8倍速、DVD-RWが6倍速、DVD-RAMが5倍速、CD-Rが40倍速、CD-RWが24倍速。最大リード速度は、BD-ROM 1層が12倍速、BD-ROM 2層が8倍速、DVD-ROM 1層が16倍速、DVD-ROM 2層が12倍速、CD-ROMが40倍速。

　バッファは4MB。バンドルソフトはCyberLink系で、「PowerDVD10」、「PowerDirector 10」、「PowerProducer 5」など。Windows 8.1への対応を謳う。インターフェイスはSATA。本体サイズは148×181×42.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は740g。