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A4WPとPMA、無接点給電規格に相互運用性を持たせることで合意

2月11日(米国時間) 発表

 無接点給電に関する業界団体であるThe Alliance for Wireless Power(A4WP)とPower Matters Alliance(PMA)は11日(米国時間)、両者が推進する無接点給電規格の相互運用を目指すことで合意したことを発表した。

 PMA規格は磁気誘導方式、A4WPが推進するRezence規格は磁気共鳴方式を用いた無接点給電規格を展開している。この両者が将来的な規格統合も見据えて提携した。

 合意では、PMA側は“PMA磁気共鳴充電規格”としてシングルおよびマルチモード機器のトランスミッタおよびレシーバでRezence規格を採用すること、A4WP側はRezence規格に実装サポートオプションとしてPMAの電磁誘導規格を採用すること、ネットワークサービス管理のためのオープンネットワークAPIで協力することを、早急に実施することになっている。

 A4WPはQualcommやSamsung、Broadcom、Intel、IDTといったベンダーがボードメンバーとして参加する一方、PMAはサービスを提供する企業がメンバーに名を連ねており、米国内のスターバックスや空港、スタジアムなどへの充電スポットの設置で先行している。

(多和田 新也)