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キヤノン、奥行き331mm未満でA3ノビに対応するインクジェットプリンタ

「PIXUS iP8730」
2月中旬 発売

価格:オープンプライス

「PIXUS iX6830」

 キヤノンはインクジェットプリンタ「PIXUS」シリーズ新製品として、A3ノビに対応した「PIXUS iP8730」、「PIXUS iX6830」の2モデルを2月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格はそれぞれ30,240円、26,040円。

 A3ノビに対応するプリンタながら、PIXUS iP8730は約590×331×159mm(幅×奥行き×高さ)、PIXUS iX6830は約584×310×159mm(同)とコンパクトなサイズを実現した製品。重量はそれぞれ約8.5kg、約8.1kg。競合の同クラス製品と比べ、A3ノビ用紙がASFに対応する点も特徴となる。

 PIXUS iP8730は、6色インク(顔料BK/染料BK/C/M/Y/GY)を採用。BD/DVDレーベルプリントやデジタルカメラからのダイレクト印刷に対応する

 PIXUS iX6830は、5色インク(顔料BK/染料BK/C/M/Y)を採用。特大容量の顔料ブラックインクタンクに対応し、A4普通紙へのモノクロ文書印刷コストを低減できる。

 両製品とも高密度プリントヘッド「FINE」を採用し、解像度は9,600×2,400dpi。インク滴は1pl。印字速度はL判縁なしで30秒/枚、A3ノビ縁ありで約120秒/枚。A4普通紙への印刷はカラーで約10.4ppm、モノクロで約14.5ppm。対応用紙はA5~A3ノビ、レター、リーガル、はがき、封筒、L判、四切/六切、専用名刺など。給紙枚数は普通紙で150枚。

 USB接続のほかにIEEE 802.11b/g/n対応無線LANにも対応。PC、スマートフォン、タブレットからのワイヤレスで印刷できる。スマートフォン/タブレット向けアプリ「PIXUS Print」が提供されるほか、Googleクラウドプリントにも対応する。PIXUS iX6830はEthernetも装備(無線LANとは排他利用)。また、プリントの指示を出すことで自動的に電源が入る機能や、6種類から選べる自動電源オフ機能なども搭載する。

(多和田 新也)