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VIA、同社初のクアッドコアARM SoC搭載Pico-ITXボード

VAB-820
10月24日(現地時間) 発表

 台湾VIA Technologiesは24日(現地時間)、同社初となるクアッドコアARM SoCを搭載したPico-ITXマザーボード「VAB-820」を発表した。

 SoCにFreescale製の「iMX6Quad」を採用。Cortex-A9ベースのARMコアを4基集積し、1GHzで駆動。LANケーブルで電力を供給するPoE(Power over Ethernet)に対応し、ハイエンドの組み込み製品や車載アプリケーションに応用できる。

 GPUも内蔵しており、3D/2Dアプリケーションの実行が可能で、主要フォーマットのフルHDビデオアクセラレーションも備える。動作温度は-20~70℃で、TDPは7W。対応OSはAndroidとUbuntu。

 ボード上には、最大1GBのDDR3メモリ、最大64GBのeMMCフラッシュストレージを搭載可能。インターフェイスはUSB 2.0×2(うち1基はホスト、1基はOTG)、HDMI出力、microSDカードスロット、Gigabit Ethernet、Mini PCI Express、シリアルポートピンヘッダ×2、CAN bus、デュアルチャネルLVDSコネクタ、Sビデオ出力ピンヘッダ、GPIOピンヘッダなど。

 本体サイズは100×72mm(幅×奥行き)。

(劉 尭)