PLDS、東芝製19nm NAND採用の高速SSD「M5 Pro」
~ランダムアクセスを高速化

M5 Proシリーズ

8月11日 発売
価格:オープンプライス



基板

 株式会社リンクスインターナショナルは、東芝製19nmプロセスNANDを採用した高速SSD「M5 Pro」シリーズを8月11日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、128GBの「PX-128M5P」が12,980円前後、256GBの「PX-256M5P」が22,980円前後、512GBの「PX-512M5P」が39,800円前後の見込み。

 2月に発売した「M3 Pro」シリーズの後継モデルで、採用される東芝製NANDフラッシュのプロセスルールが24nmから19nmに微細化され、ランダムアクセス速度も高速化された。また、従来512GBモデルの転送速度は256GBより劣っていたが、M5 Proでは同等に保たれている。平均故障間隔(MTBF)は従来の150万時間から240万時間となった。

 コントローラはMarvellの「88SS9187」を採用。リード/ライト速度などの仕様や、M3 Proとの比較は下表の通り。


【表】仕様比較

PX-128M5PPX-128M3PPX-256M5PPX-256M3PPX-512M5PPX-512M3P
容量(GB)128256512
キャッシュ容量(MB)256512768512
最大シーケンシャルリード(MB/sec)540535540540540535
最大シーケンシャルライト(MB/sec340350450420450450
ランダム4KリードIOPS91,00075,00094,00075,00094,00056,000
ランダム4KライトIOPS82,00069,00086,00068,00086,00034,000
平均故障間隔(MTBF)240万時間150万時間240万時間150万時間240万時間150万時間
NANDプロセスルール19nm24nm19nm24nm19nm24nm

 M3 Proほぼ同様、7mm厚の筺体、長時間の使用後もパフォーマンスの低下を抑制する「Plextor True Speed Technology」、大量のデータ書き込み後の速度低下を抑える「Instant Restore」、メモリブロックに対して均一にデータを書き込む「Global Wear leveling」機能、データが適切に格納されているかどうかを監視する「Bad Block Management」機能を搭載。AES 256bit暗号化をサポートする。

 Windows 7のTRIMコマンドやNCQコマンドに対応。インターフェイスはSATA 6Gbps。Acronis製バックアップソフト「True Image」が付属する。

 本体サイズは70×100×7mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は75g。

(2012年 8月 7日)

[Reported by 劉 尭]