PLEXTOR、“SATA 6Gbpsの上限性能”に達したSSD「M6 PRO」

M6 PRO

　台湾PLEXTORは7日(現地時間)、同社の最上位SSD「M6 PRO」シリーズを発表した。日本での発売日や価格は未定。

　4月に発売した2.5インチSSD「M6S」シリーズの上位モデル。M6Sの最大転送速度はシーケンシャルリードで520MB/sec、同ライトで420MB/sec(いずれも256GBモデルの場合)だったが、M6 PROではそれぞれ545MB/sec、490MB/secに向上し、“SATA 6Gbpsインターフェイス性能の事実上の上限”に達したという。またM6Sにはない1TBモデルを用意した。

　新たに「PlexTurbo」ソフトウェアが付属し、PCのメインメモリをキャッシュとして動作させ、ホットデータを自動検出してリードを最適化。また、データパターンをダイナミックに作成し比較した後、同じコマンドデータを1つのバッファにまとめることでライトを高速化し、単体の最大10倍のアクセス性能を実現するという。加えて、突然の停電やシステム故障によってメモリ上のデータ消失を防ぐ機能や、書き込みアルゴリズムの最適化によるフラッシュメモリ長寿命化機能も備える。

　長時間の動作でも速度が低下しない「TrueSpeed」、AES 256bitフルドライブ暗号化技術「TrueProtect」を搭載。DEVSLPモードへの対応、独自のファームウェアの採用や、独自の品質テストシステム「FLEXSTAR」による検証、240万時間のMTBF、5年間の保証なども特徴としている。フラッシュメモリは東芝製の19nm Toggle NAND。

　コントローラはMarvell製でマルチコアとされているが、型番は不明。本体サイズは69.85×100×6.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は最大70g。3.5インチ変換ブラケット、SATAケーブル、クローン/バックアップユーティリティ、Plextoolユーティリティなどが付属。各モデルの仕様は下表の通り。