BCN、2012年上半期のシェア1位メーカーを発表

7月24日 発表



 株式会社BCNは24日、PC/デジタル家電市場の2012年上半期(1月~6月)の1位メーカーを発表した。BCNのランキングは量販店のPOSデータに基づいた実売数で集計されている。

 市場全体では、2011年のデジタル放送特需の反動で売上高は32.2%の大幅減。市場の縮小が安売りを誘発し、デジタル放送関連製品は2012年春まで単価下落が続いた。

 PC市場は前年比11%増の2桁成長。デスクトップPCは夏モデル投入が例年より2カ月ほど遅れて微減だったものの、ノートPCが前年並みを維持。さらに、タブレット端末が2倍超の大幅な伸びを記録し、デスクトップPCと同規模まで成長したという。

 シェア1位は、デスクトップPCがNECパーソナルコンピュータで25.9%、ノートPCが東芝で21.2%、タブレットがアップルで60.8%だった。

 周辺機器では、液晶ディスプレイが三菱電機、インクジェットプリンタと複合機がエプソン、ページプリンタとフォトプリンタがキヤノン、スキャナがPFU。ストレージは外付け/内蔵HDD、DVDドライブ、USBメモリがバッファロー、SSDがインテル。通信関連は、有線/無線ルーターともにバッファロー、PLCがパナソニック。KVM切替器やカードリーダはエレコムとなった。

 サプライ系は、マウスとゲームコントローラがエレコム、キーボードとWebカメラがロジクール、ペンタブレットはワコム。

 PCパーツは、マザーボードがASUSTeK、メモリ、ビデオカード、拡張インターフェース、電源、ドライブケースがCFD販売、ケースがZALMAN、TVチューナ系がアイ・オー・データ機器、サウンドカードがクリエイティブメディア。

 下半期(7月~12月)については、Windows 8の登場、Kindleなどの電子書籍が大きなトピックになるとしている。

(2012年 7月 24日)

[Reported by 山田 幸治]