Samsung、初のARM Cortex-A15プロセッサ「Exynos 5250」

Exynos 5250

11月30日(現地時間) 発表



 韓国Samsung Electronicsは11月30日(現地時間)、初のARM Cortex-A15プロセッサ「Exynos 5250」を発表した。現在サンプル出荷中で、2012年第2四半期に量産を開始する予定。

 ARMの最新ハイエンド「Cortex-A15」を採用した高性能タブレット向けのプロセッサ。Cortex-A15では、3命令デコードのアウトオブオーダー実行エンジンになる。Exynos 5250は動作クロック2GHzのデュアルコアで、Dhrystone MIPSの数値は、現行製品のCortex-A9ベース1.5GHzデュアルコアの約2倍となる毎秒140億命令の処理能力があるという。製造プロセスは32nm High-kメタルゲート。

 メモリ帯域は現行の2倍にあたる12.8GB/sec。これにより、ディスプレイは2,560×1,600ドット(WQXGA)が表示可能としている。ディスプレイインターフェイスはDisplayPortを備え、バッファを用いたパネルセルフリフレッシュ技術などに対応する。

 さらに、800万画素/30fpsを扱えるイメージシグナルプロセッサ、1080/60p対応の動画ハードウェアコーデックエンジンを内蔵。インターフェイス類は、ブート用としてSATA、UART、USB、外部ポートとしてHDMI 1.4、USB 3.0、eMMC 4.5、eSD 3.0をサポートする。

(2011年 12月 2日)

[Reported by 山田 幸治]