富士通株式会社は、シニア層やPC初心者向けの「らくらくパソコン4」を6月9日より順次発売する。価格はオープンプライス。
ノートPCの2モデルが用意され、発売時期と店頭予想価格は、Celeron/メモリ2GBの下位「LIFEBOOK AH/R4」が6月9日で14万円前後、Core i5/メモリ4GBの上位「LIFEBOOK AH/R4H」が6月16日で16万円強の見込み。
一体型デスクトップは「らくらくパソコン3」(ESPRIMO FH/R3)を継続する。
らくらくパソコン4では筐体を一新。キーボードに4列テンキーを追加したほか、厚さは43.2~47mmから31.8~40.5mmに薄型化され、重量は約3.2kgから約3kgになった。これはパソコン教室などに通うシニア層が、らくらくパソコンを持ち込んでいる事例が多かったため、薄型化/軽量化を施したという。タッチパネルは静電容量式になり、感度が向上した。
機能面は、ハガキ作成で筆ぐるめのメニューを抜粋し、3ステップ(レイアウト選択、文字入力、印刷)で作れるウィザードや、宛名入力のウィザードを用意したほか、取り込んだ写真をより簡単に活用したり文字を入れた印刷などが行なえるように改良した。また、Officeの「お手本集」や操作アシストを追加。らくらくホンとの連携では、歩数/活動量データを取り込んで表示できる「らくらくウォーキング日記」を追加した。
下位のLIFEBOOK AH/R4の主な仕様は、Celeron B810(1.60GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ2GB、HDD 500GB、Intel HM65 Expressチップセット、DVDスーパーマルチドライブ、1,366×768ドット表示対応15.6型タッチパネル液晶、Windows 7 Home Premium(SP1、64bit)、Office Personal 2010を搭載。
上位のLIFEBOOK AH/R4Hは、CPUをCore i5-2520M(2.50GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリを4GBに強化した構成。
インターフェイスはUSB 3.0×2、USB 2.0×3、Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、SDカードスロット、30万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。
らくらくホン連携スタンド、はじめてマウス(USB光学式)が付属する。
バッテリ駆動時間は約1.8時間。本体サイズは384×266.3×31.8~40.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3kg。
(2011年 5月 31日)
[Reported by 山田 幸治]