株式会社日立グローバルストレージテクノロジーズ(日立GST)は25日、容量3TBのサーバー向け3.5インチHDD「Ultrastar 7K3000」の出荷開始を発表した。SATAインターフェイスの3TB/2TBが出荷中で、SASインターフェイスは2011年中頃に出荷予定。
MTBF(平均故障間隔)が200万時間と信頼性を高めたサーバー向けの3.5インチHDD。従来のUltrastar A7K2000はMTBFが120万時間で、年間平均故障率(AFR)は0.4%以下だったが、新製品はMTBFを高めたことで、AFRをさらに約40%低減することに相当するという。用途として、クラウドストレージやRAIDアレイなど、24時間連続稼働が必要なアプリケーションを見込んでいる。
インターフェイスはSATA 6Gbps、SAS 6Gbps、インターフェイス最大速度は600MB/sec。回転数は7,200rpm、平均シークタイムは8.2ms、バッファ容量は64MB。アイドル時の騒音は29dB。アイドル時の消費電力はSATAモデルが5.6W、SASモデルが6.6W。
本体サイズは101.6×147×26.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約690g。
(2011年 1月 25日)
[Reported by 山田 幸治]