ソニー、USB 3.0搭載のフラグシップノート「VAIO F」シリーズ
~VAIO E(EE)シリーズはPhenom II搭載

VAIO Fシリーズ

10月9日 発売

価格:オープンプライス



 ソニーは、A4ノートPCの2010年秋冬モデルを10月9日より発売する。価格はオープンプライス。

 ソニーのA4ノートPCには、全モデルで31万画素Webカメラ「MOTION EYE」を搭載しているが、秋冬モデルからカメラジェスチャー機能を追加。マルチメディア管理/再生ソフト「Media Gallery」でカメラの前で手を動かして音楽の再生/停止、1曲送り/巻き戻しの操作が行なえる。この機能はMedia Galleryがバックグラウンドでも動作する。このほか、写真管理ソフト「PMB VAIO Edition」にソニーの写真/動画共有SNS「Personal Space」との連携機能を追加した。

●VAIO Fシリーズ

 フラグシップノート「VAIO F」シリーズはスペックを強化し、USB 3.0を2ポート追加したほか、上位モデルはAdobeのLightroom 3に更新。なお、夏モデルは3モデルで展開していたが、秋冬モデルは2モデルのみとなる。VAIOオーナーメードモデルはCS5が選択可能になった。

 上位モデル「VPCF139FJ/BI」は、Core i7-740QM(1.73GHz)、メモリ4GB、HDD 500GB、GeForce GT 425M(1GB)、Blu-ray Discドライブ、1,920×1,080ドット(フルHD)表示/Adobe RGBカバー率100%の16.4型ワイド液晶、地上デジタルTVチューナ×2(2番組同時AVC録画)、Windows 7 Home Premium(64bit)、Office Home and Business 2010、Adobe Lightroom 3、Photoshop Elements 8、Premiere Elements 8を搭載し、店頭予想価格は250,000円前後の見込み。

 下位モデル「VPCF138FJ/B」は、Core i5-460M(2.53GHz)、メモリ4GB、HDD 500GB、GeForce 310M(512MB)、BDドライブ、16.4型フルHD液晶、地デジチューナ×2(2番組同時AVC録画)、Windows 7 Home Premium(64bit)、Office Home and Business 2010を搭載し、店頭予想価格は180,000円前後の見込み。

 チップセットはIntel PM55 Express。本体色はいずれもプレミアムブラック。

 インターフェイスはUSB 3.0×2、USB 2.0/eSATAポート、IEEE 1394、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 3.0+HS、ExpressCard/34スロット、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、SDXCカードスロット、メモリースティックデュオスロット、FeliCaポート、31万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。

 バッテリ駆動時間は約2~2.5時間。本体サイズは約387.2×263×31~43.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.2kg。

VAIOオーナーメードモデルで選択できるホワイト、グレー、ブラック

●VAIO Eシリーズ

 15.5型ノートPC「VAIO E」シリーズは、主にCPUを強化。IntelプラットフォームのEBシリーズは、低価格なエントリーモデルを追加した。

VAIO E(EB)シリーズ

 上位モデル「VPCEB39FJ」は、Core i5-460M(2.53GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 500GB、Blu-ray Discドライブ、1,366×768ドット表示対応15.5型ワイド液晶、Windows 7 Home Premium(64bit)、Office Home and Business 2010を搭載。店頭予想価格は160,000円前後の見込み。本体色はブラック、ホワイト、ピンク、ブルーの4色。

 中位モデル「VPCEB38」は、VPCEB39FJからCPUをCore i3-370M(2.40GHz、ビデオ機能内蔵)、光学ドライブをDVDスーパーマルチドライブに変更し、店頭予想価格は140,000円前後の見込み。本体色は4色で同じ。

 下位モデル「VPCEB37FJ/WI」は、Pentium P6100(2GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、HDD 320GB、DVDスーパーマルチドライブなどを搭載し、店頭予想価格は120,000円前後の見込み。

 EBシリーズのVAIOオーナーメードモデルは、新色としてバイオレットが追加されたほか、750GBのHDDなどが選択可能になった。

VAIOオーナーメードモデルの新色バイオレット

 AMDプラットフォームのEEシリーズは、店頭モデル「VPCEE36FJ/WI」の1モデルで、VAIOオーナーメードモデルは展開しない。CPUを夏モデルのAthlon II X2 P320からトリプルコアのPhenom II X3 P840に強化した。本体色はホワイトのみになった。

 主な仕様は、Phenom II X3 P840(1.90GHz)、メモリ4GB、HDD 320GB、AMD M880Gチップセット(ビデオ機能内蔵)、DVDスーパーマルチドライブ、1,366×768ドット表示対応15.5型ワイド液晶、Windows 7 Home Premium(64bit)、Office Personal 2010を搭載し、店頭予想価格は110,000円前後の見込み。

 14型のEAシリーズはVAIOオーナーメードモデルのみの販売。秋冬モデルでは新色バイオレットが追加されたほか、選択できるCPUが底上げされた。

VAIO E(EE)シリーズVAIO E(EA)シリーズのVAIOオーナーメードモデル新色バイオレット

(2010年 9月 28日)

[Reported by 山田 幸治]