【告知】Alienware、Impress限定パッケージ発売のお知らせ


Alienware Aurora ALX

 平素はPC Watchをご愛読いただきありがとうございます。

 このたび、デル株式会社のご協力で「Impress限定パッケージ」を発売することになりました。

 たいてい、こういう限定モデルというのは、あらかじめ設定された常識的なパッケージがあって、そこから選ぶことが多いのですが、ウチの名前がつくなら、それではつまらない! ということでかなりこだわった、ある意味変わったというか、ヘンなモデルになっています。

 まず、ベースモデルが、「Alienware Aurora ALX」(エイリアンウェア オーロラALX)。大きなタワー型のゲーミングPCです。ゲーム専門会社でもないのにAlienwareを選んだ時点で、すでに変かもしれません。

2003年のある発表会で使われていたAlienware。会場でも注目の的

 Alienwareは、当初から未来的で変わった筐体の製品が多く、米国での発表会などでも、よく使われていました。人目を引くことに、命を懸けている製品なので、発表会にはピッタリなのです。

 「Aurora ALX」は、今年国内発表されたばかりの製品です。2006年にデルの傘下に入ってから以来、丸くなっちゃっうのではないか、という危惧がもたれていたのですが、それが杞憂に終わったことを証明した製品と言えるでしょう。強力な電源、オーバークロックを考えた冷却など、基礎体力はもちろんですが、派手な筐体、ケース内外の派手な照明、電動で開く通気口「Active Venting」など、ハッキリ言ってバカと紙一重の素晴らしい演出です。

天井が自動開閉するActive Vent東京ゲームショウでの展示。派手ですボディに輝くエイリアンマーク
ゲームショウ時の筐体内部。今回の限定モデルとは異なった仕様となっていますが、余裕ありまくりな内部はよくわかります水冷システム「Alienware ハイパフォーマンスリキッドクーリング」を搭載クーリングについてはソフトウェアでコントロールできます

 とくに、「Active Venting」は、自動開閉するので一見の価値有り! こういうのは、ちゃんと「バカだなぁ」、「ステキだなぁ」と感心しなくてはいけません。「ケッ、ガキっぽい」とか言っていると、面白いことをやってくれる人がいなくなってしまいます。どうしても、コレがほしいというのが、ちょっと高いAurora ALXにした理由です。

 ボディカラーは、コズミック・ブラック。もちろん水冷システム「Alienware ハイパフォーマンスリキッドクーリング」を搭載済み。電源も875Wあります。

 CPUは、Core i7-920(2.66GHz)で、Intel X58 Expressとハイパフォーマンス向けの定番。メモリはトリプルチャネル DDR3-1333 SDRAMで2×3の6GB。

 CPUについては、オーバークロックはご自分の責任でという心意気。また、メモリは必要十分はあるので、これ以上は市況がお安いときにご自分でどうぞ、というわけです。1GBのモジュールとか入っていてもしょうがないでしょう? OSはWindows 7 Home Premiumの64bit版です。Vista嫌いの人も7ならOKでしょう。もちろん6GBの実装メモリを使いこなせる64bit版にしてあります。

 同様に、ビデオカードはNVIDIA GeForce GTX 295×1に抑えました。どうせ、PCの寿命よりビデオカードの寿命は短いのだから、不足を覚えたら、GPUの世代が変わったときに買い換えてくれよ、というつもりです。さっき紹介したように電源も875Wありますから、SLIも余裕です。

 ストレージが750GB HDDになっているのも同様。ここを1TBにすると20万円越えちゃうので、最低限にしました。ケース内はスカスカですから、SSD入れるなり、2TB HDD入れるなり、好きにしてください。ちなみに光ドライブもDVDスーパーマルチに抑えてます。Blu-rayの映画やアニメは大型TVで見るでしょうから、というココロです。

 最後に、Alienware TactXシリーズのゲーミング日本語キーボード、ゲーミングマウス、ヘッドセット分がセットになっています。ええ、かなりディスカウントしてもらいました。

 「えー! キーボードやマウスなんか自分で選ぶよ、いらないよ」とおっしゃる声も聞こえます。よくわかりますし、普段なら、そうして1,000円でも安くするところですが、Alienwareのムードを十全に味わうためには、このイルミネーション付キーボードや、エイリアンロゴ入りヘッドセットも重要な小道具なのです。そこらのオマケキーボードやマウスとは違いますから、箱にしまったままにしないで、必ず試してみてください。

 つまり、簡単に言っちゃうと、「あとでいじれるところはセーブしてコストを削り、雰囲気を楽しむためのキーボード/マウス/ヘッドセットを入れて20万円を切りました」という製品です。パカパカしたり、ピカピカしたりするPCを見て楽しむためのセットです。

 というわけで、大人の事情で言うと、この限定モデルを買って欲しいところですが、「最高のスペックで無いと買う気がしない」とか、やっぱりマウスとキーボードはいらない、という方はリンク先の製品情報からBTOしてください。

 時節柄、PCの世界も「同じスペックなら少しでも安く!」ということになりがちですが、趣味の対象として、それだけじゃあつまらない。そういえば、Alienwareという個性のある製品があったなぁ、と思い出していただければ、今回のジョイント企画は成功したと言えるでしょう。1人でも興味を持つ人が増えて、いつまでもAlienwareが日本市場で手に入るという幸せを味わいたいものです。

 最後にスペックをもう一度。

「Impress限定パッケージ」Alienware Aurora ALX 199,980円(税込)

・Intel Core i7-920 CPU
・Windows 7 Home Premium 正規版 (日本語版) 64bit
・6GB (2GBx3) トリプルチャネル DDR3-1333 SDRAM メモリ
・NVIDIA GeForce GTX 295
・750GB HDD
・DVDスーパーマルチドライブ
・コズミック・ブラックALX 水冷シャーシ (875W電源)
・Alienware TactX ゲーミング日本語キーボード
・Alienware TactX ゲーミングマウス
・Alienware TactX ヘッドセット

(2009年 12月 15日)

[Reported by 伊達 浩二]