日本エイサー、Windows 7搭載の11.6型「Aspire Timeline」
~Aspire oneは高解像度10.1型に。オリンピックのコラボモデルも

Aspire Timeline AS1410-Bb22

10月22日 発売
価格:オープンプライス



 日本エイサー株式会社は、Windows 7を搭載したノートPC「Aspire Timeline」や「Aspire one」を10月22日に発売する。価格はオープンプライス。

●Aspire Timeline

 CULV CPUを搭載した低価格薄型ノートPCであるAspire Timelineシリーズには、新たに1,366×768ドット表示対応11.6型液晶を採用した「AS1410」シリーズがラインナップされる。店頭予想価格は59,800円前後の見込み。

 主な仕様は、CPUにCeleron SU2300(1.2GHz)、Intel GS45 Expressチップセット(ビデオ機能)、2GBメモリ(最大4GB)、250GB HDD、OSにWindows 7 Home Premiumを搭載する。

 インターフェイスはマルチカードリーダ、30万画素Webカメラ、Bluetooth V2.1+EDR、IEEE 802.11b/g/n(ドラフト2.0)対応無線LAN、Gigabit Ethernet、USB 2.0×3、HDMI、ミニD-Sub15ピン、音声入出力などを備える。

 バッテリ駆動時間は約7時間で、省電力モード使用時は約8時間。本体サイズは285×204×22.1~30mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.38kg。本体色はダイヤモンドブラック、サファイアブルー、シーシェルホワイトの3つがラインナップされる。

 このほか、1,366×768ドット(WXGA)対応13.3型の筐体にCore 2 Duo SU9400(1.4GHz)とWindows 7 Home Premiumを搭載した「AS3810T-P22」が店頭予想価格89,800円前後で、これにOffice Personal 2007を追加した「AS3810T-P22F」が店頭予想価格109,800円前後で同時発売される。

Aspire Timeline AS1410-Kk22Aspire Timeline AS1410-Ws22左側面
右側面天板13.3型のAS3810T-P22

●Aspire one

Aspire oneは4色展開

 ネットブックのAspire oneでは、新たにWindows 7 Starterを搭載した10.1型の「AOD250」シリーズが投入される。店頭予想価格は46,800円前後の見込み。

 新モデルでは液晶解像度が1,280×720ドットに向上し、OSがWindows 7になり、そのほかの仕様は旧モデルと共通。CPUにAtom N280(1.66GHz)、Intel 945GSE Express、1GBメモリ、160GB HDDなどを搭載する。

 インターフェイスはマルチカードリーダ、Bluetooth V2.1+EDR、IEEE 802.11b/g対応無線LAN、Ethernet、USB 2.0×3、ミニD-Sub15ピン、音声入出力などを備える。

 バッテリは6セルで、駆動時間は約7.5時間。本体サイズは258.5×184×25.4mm(同)、重量は約1.23kg。本体色はシーシェルホワイト、ダイヤモンドブラック、サファイアブルー、ルビーレッドの4つが用意される。

AOD250シリーズは既存モデルとほぼ同じデザイン左側面右側面

●そのほか

 15.6型のマルチメディアノートとして「AS5542-M23」と「AS5534-L34F」がラインナップされる。下位モデルのAS5542-M23は、Athlon II X2 M300(2GHz)、AMD M880Gチップセットを搭載し、店頭予想価格は69,800円前後の見込み。

 NVIDIA IONプラットフォームを搭載した「AspireRevo」シリーズは、Windows 7 Home Premium(64bit版)を搭載しCPUがAtom 330(1.6GHz)に強化された「ASR3610-A44」など2モデルがラインナップされる。店頭予想価格は39,800円前後の見込み。

 ハイエンドデスクトップのセグメントでは、「Aspire M5802」がCore 2 Quad Q8400(2.66GHz)とGeForce GT 220ビデオカード、Windows 7 Home Premium(64bit)を搭載し、店頭予想価格は84,800円前後の見込み。また、Core i7-860(2.8GHz)とGeForce GTS 250を搭載した「Aspire M5810」は、店頭予想価格が144,800円前後の見込み。

 ほか、スリムデスクトップとして「Aspire X5812」シリーズが用意される。下位モデルの「ASX5812-A52」は、Core 2 Duo E7600(3.06GHz)やWindows 7 Home Premium(64bit)などを搭載し、店頭予想価格は64,800円前後の見込み。

 発売日はAS5534-L34Fは10月29日で、それ以外の製品は10月22日。

AS5542-M23AS5534-L34FAspireRevo
Aspire M5802Aspire X5812

●Windows 7がマーケットを活性化する

 13日に開かれた発表会で、同社代表取締役 ボブ・セン氏は、「Windows 7は一言でいえばすごく合理化されたもの。コストパフォーマンスを追求するエイサーとしては、これによりPCマーケットが大いに活性されるのではないかと期待している」と挨拶した。

 続いて、同社営業本部 プロダクトマーケティング部 シニアマネージャーの稲川公裕氏が登場。同社はCULV CPU(消費者向け超低電圧CPU)を採用した低価格薄型ノートPCを「モバイルサブノート」と呼んでいる。だが、今回新たに投入する11.6型のAspire Timelineについては、「メインPCとしても使える十分な性能を備えている。ここでは敢えてパーフェクトバランスノートと呼びたい」とし、その性能の高さをアピールした。

 同社は2009年から2012年にかけて、オリンピックのスポンサーとなっている。それを記念して、11.6型のAspire Timelineにオリンピックのロゴを配した特別バージョンを近日中に発表することが明らかにされた。ほか、「Gateway one」として、20型/23型タッチパネルを採用した一体型PCを近日中に公開する予定だ。

ボブ・セン氏稲川公裕氏。手にしているのはオリンピックのロゴを配した特別バージョン10月中旬発売予定のFerrari ONE(左)と、オリンピックモデル「AS1410-SSVF」(右)
オリンピックモデルのAS1410-SSVF。Celeron SU2300、250GB HDD、2GBメモリ、11.6型液晶などを搭載する側面

(2009年 10月 13日)

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