GeForce GTX 1080Mはデスクトップ向けTITAN X越えの性能か?

未発表のゲーミングノートPCと見られる画像

　ASUSは20日(現地時間)、ゲーミングブランド「Republic of Gamers(R.O.G.」のブログにて、未発表ゲーミングノートPCの一部とみられる写真、およびその3DMark 11 Performanceのスコアを公開した。

　ベンチマークスコアは20,811を記録。デスクトップ向けGPUのGeForce GTX 980 TiやRadeon R9 295X、さらにGeForce GTX TITAN Xを超えており、同社では「地球上で最速のノートPC」を謳う。

　仕様が不明なためあくまで参考スコアではあるが、ハイエンドゲーミングデスクトップPCを凌駕する性能を実現しているのは確かだ。またこのスコアはコンセプトマシンのため定格動作の結果だが、オーバークロックによってさらに高速化できるという。

3D Mark 11のスコア

デスクトップ向けGPUとのスコア比較

　ノートPC向けのGPUでTITAN Xを超える性能を持つ製品は現状存在しないため、NVIDIA未発表のモバイル向けPascal GPU(GeForce GTX 1080M?)が搭載されている可能性は高い。

　しかし、投稿されたページのタグを見ると、「24" laptop」といった表記があり、これが誤表記でなければ24型液晶のノートPCを示す。ここまでの大きさなら、GTX 980MのSLI構成や、デスクトップ向けのGTX 1070の搭載の可能性も否定できない。

「24" laptop」のタグ。キーボードの写真を見てもテンキーのほか、最上列にはファンクションキーと思われる列もあるため、フルサイズのキーボードを搭載しているようだ。なお同様にファンクションキー列を備えたキーボードを搭載するROG GX700VOは17.3型である

　製品写真と見られる画像を見ると、2月に発売された液冷ゲーミングノートPC「ROG GX700VO」と同様、本体後部に液冷ラジエータ接続用のポートを備えているのが見て取れる。

明度とコントラストを変更した写真

　詳細は5月30日に開かれるCOMPUTEX TAIPEI 2016の前夜のイベントで明らかにされるだろう。期待していただきたい。