ニュース

Acer、13時間駆動可能な360度回転式15型ノート

~VR対応のゲーミングノート/デスクトップなども

 台湾Acerは21日(米国時間)、米ニューヨークでの製品発表会で、Aspireシリーズの13型から15型のクラムシェルノートと、ゲーミングブランドPredatorから17.3型ノートならびにデスクトップを発表した。

Aspire R15

Aspire R15

 「Aspire R15」は360℃回転可能なヒンジを採用した15型ノートPCで、2in1としての利用が可能。米国での発売日は5月で価格は699ドルから。

 背面カバーにヘアライン加工処理を施し、底面カバーに40%のガラス繊維と銀粒子を使うことで本体の厚みを抑えながら耐久性を高めているのも特徴。

 CPUはSkylake世代のCore iシリーズで、メモリは12GBまで実装可能。GPUにはGeForce 940MXを採用する。USB 3.1 Type-Cといった最新インターフェイスのほか、アンテナ位置を最適化して無線LANの接続性を高める「ExoAmpアンテナ」などの特殊な装備も搭載している。

 Aspireシリーズでは、このほかにも15型の「F15」などが発表された。

Aspire「F15」。本体色が5色と豊富に用意されている。Skylake世代のCore iとGeForce GTX 950Mを搭載。USB Type-Cポートも備える
Skylake世代のCPUに刷新された「ES15」。本体色が3色追加された

Aspire S13

Aspire S13

 Aspire S13は最厚部14.58mmの薄型モバイルノート。米国では699ドルからの価格で5月に発売される。

 13型フルHD(1,920×1,080ドット)IPS液晶ディスプレイを採用し、10点タッチにも対応。Skylake世代のCoreシリーズを搭載し、メモリは最大8GBに、オプションの3セルリチウムイオンバッテリを使うことで13時間駆動を可能にする。

 金属製の背面カバーには無数の刻みが入ったNano-Imprintパターンがあしらわれ、ダイヤモンドカットによる側面部の切り出しも特徴となっている。

 インターフェイスはUSB 3.1 Type-C、USB 3.0、2×2 MIMOのIEEE 802.11acをサポート。本体サイズは327×228×14.58mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.3kg。本体色はObsidian BlackとPearl Whiteの2色を用意する。

Pearl White

Predator 17X、Predator G1

Predator 17X

 ゲーミングブランドのPredatorからは、17.3型ノートの「17X」とタワー型デスクトップ「G1」が登場した。

 17Xはデスクトップ用のGeForce GTX 980を搭載し、VRも視野に入れたハイエンドゲーミングノートとなっている。CPUはCore i7-6820HKを搭載し、17Xのオーバークロック機能によって4GHzまでクロックが向上する。GPU側もオーバークロックに対応しており、GPUクロックは1,310MHzに、メモリは7.4GHzまで上昇する。これらハイエンドパーツによる発熱は、Acer独自の3連ファンシステムとベイパーチャンバーによって冷却され、高負荷時でも良好な性能を維持するという。

 17.3型の液晶ディスプレイはG-SYNCをサポートしており、リフレッシュレートの食い違いによるティアリングの発生やカクツキを防止する。解像度はフルHDと4Kの2種類が用意される。ストレージにはエンタープライズレベルのNVMe対応SSDが用いられ、内部的に3つのSATA SSDによるRAID 0構成を採用することで転送速度を高めている。

 17Xは2,799ドルの価格で6月に米国で発売。一方、64GBの大容量メモリやハイエンドGPUのTITAN Xを搭載可能なデスクトップのG1は2,299ドルの価格で7月登場となっている。

Predator G1

(中村 真司)